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2020年の始まりに思うこと

お正月といえば朝から晩までお酒を飲み倒しても怒られない日。さほどお酒を飲まない家族から呆れられることはあれど、白い目を向けられることはない、それはそれは良き日。最高ではないか。

にもかかわらず、2020年のスタートといえば、初詣の長い階段を息子(2歳10ヶ月の暴れる14㎏の岩)を抱えながら昇ることを筆頭に、育児というものへの無限の配慮(と家族への多少の遠慮)から、そのしあわせを完全に諦めた。

もちろん息子はこれまでの人生において見たことないほど可愛く稀有な存在で、その息子と過ごす時間はしあわせそのもの。そしてその場には幸い優しい家族もいて、皆が息子を見ていてくれる環境にもある。我が家族はシングルマザーである私にとても理解があると思うし、ときには子守を代わって休息をとらせてもくれる。

けれども「あいつは布団でゴロゴロしてる」と息子が察してしまえばいとも簡単にその休息は奪われ、つまりは迂闊に酔っぱらっている場合ではない。「かかー」「ままー」「まみぃ」「かかちゃーん」「はなこぉ」と呼び名を変えては私を求め続け、ぐずれば母、抱っこも母、おむつも母。とにかく母は油断ができない。

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育児にはあらゆる我慢が付きまとうけれど、私の生活において育児に伴う我慢といえば、たいていお酒がからんでいるように思う。朝から晩まで飲みまくっていたあの頃の私をまた取り戻すことはできるのだろうか。時間を気にせずに好きなだけ飲み続けられる日はまた来るのだろうか。

いつの日か息子と一緒にお酒を飲める日がおとずれますように…と、ひたすらハイボールを飲みたい一心で1月1日を過ごした母がここにいる。ただそれだけの記録。

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本年もどうぞよろしくお願いします☺︎

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