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音ゲー(IIDX)で腱鞘炎になった時のことを話します

どうも、HONOKAです。

音ゲーってスポーツだと思いませんか?
e-sportsではなく、スポーツ。。
睡眠をよくとって、疲労のない状態で、カフェインを摂取してからの方が調子が良いなあとか、IIDXをやっているとふと思うんです。

実は過去、そんなIIDXで何度か腱鞘炎になったことがあります。
スポーツともなれば怪我はつきものですから。

今回は当時のことを振り返りつつ、今後似たような症状で悩む人の何かしらの支えになれればと思います。

---2021年10月3日追記---

手術に至るまで悪化された方の記事を拝見いたしました。

本記事は独断で「腱鞘炎かも?」と思っただけで、そこから症状を改善するために行ったことや、個人的に気を付けてることの解説のみになりますので、本当にしんどい方・何日かけても治らない方は上記のりおす様のように病院できちんと診断をしていただければと思います。

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といっても実は医者にかかったわけではなく、自己診断でこれどう考えても腱鞘炎じゃない?ってなっただけだったので本当に腱鞘炎だったのか分からないんですが、指の関節が軋むような感覚から始まって最終的に誇張とかじゃなくガチで箸が持てないくらい手首が痛くなったこともありました。
症状的にどう考えても腱鞘炎かなと思ったので、今回はそういうことにしていただければと思います。

画像1

画像2

比較画像です。上が痛めてた当時の右手で、下が今の右手(記事アップの前日に撮影しました笑)。
痛めてた時は手の甲~手首にかけて腫れ上がっちゃってたんですよね。下の写真はなるべく当時の写真と近い角度になるように撮ったのですが、下のに比べると上のは手の甲が盛り上がってるように見えると思います。笑い事じゃないけど指の付け根から手首までめっちゃ平らになってたし、そのうち手がクリームパンになるのではないかという恐怖と日夜戦っていました。


発症時期
・AC24(SINOBUZ)の後半ごろ
・AC27(HEROIC VERSE)の後半ごろ

ハッキリ自覚があるレベルというか、むしろ弐寺をやることすらままならないレベルで痛くなったのはこの2回で、なったのは右手でした。
人差し指と中指の2本を曲げると手首のあたりが痛む、みたいな感じです。
※今ではだいぶ回復しており、☆12を10クレ以上回してても痛みなどはなくなんとかなってます。


原因として考えられる理由

弐寺で腱鞘炎って自分だけかと思ったら意外と多いみたいで、近年はゲーム自体の高難度化もあるのか珍しくはなさそうです。
自分は1P側なのですが、色々ググったりしてみたところ1P側だと左手(皿側)で発症する人が多かったですね。むしろ左手はなったことないなあ。 
初めて症状が出た当時は音ゲー歴4〜5年くらいだったのですが、何故4年近く前兆すらなかった腱鞘炎が急に発症してしまったのかが謎すぎたのでひたすら理由を考えてました。

結論として、音ゲー始めたての頃に比べるとプレー頻度はやや落ちている(忙しさ等の理由から)ことに加え当時よりも密度の高い曲をプレーしているということが主な原因かなと自分的には思いました。

【プレー頻度の減少】
やらない期間が長引くほど知らない間に体力が衰えてしまっているようで、数週間ぶりレベルのプレーなのに以前と同様の感覚で☆11~12をやるとうまく脱力できずそのまま悪循環に陥ることもザラでした。
そのまま以前のような調子が出ないと、押せたはずの譜面なのに!とつい力んでしまい、それも原因の一つになっちゃったのかなって思います。 

感覚を取り戻す前に特攻しちゃうと変な力の入り方しちゃったりするので、久しぶりのプレーになればなるほど「自分はこれくらいできる(できた)はず」と自信過剰になりすぎずウォーミングアップしながら指を温めたほうが痛めずに済みます。。


【物量系やりすぎ】
腕に体力がついていない状態で長時間プレーしすぎること自体も良くはないのですが、地力が追いついていない難易度の曲や自分のレベルギリギリの曲をずっとノックするのが私の場合はかなり負担になっていました。 あと当時はなんでこれが出来ないんだっていう焦りみたいなのもあったので余計に。
完全に見切れてない譜面ですと、ノーツを必死に追おうとして無意識に力んでしまいますし、やりすぎはあんまり良くないですね。


発症後に試したこと

対処法ですが、痛みが引くまで下記を実践しました。

【休みの日を作る】
とはいえ利き手だったので全く使わないというわけにもいかず、単純に数日弐寺を我慢したというだけですが……。その間はガチで動かすだけで痛かったので、左手でできることは全部左手でカバーするようにはしてました。スマホすら重すぎて辛くて操作とか苦労した。(食事だけはどうしても利き手じゃないと無理だったのですが、箸でものを掴むだけで激痛だったのでもはや生き地獄でした。行儀が悪いけど犬みたいにかきこんで食べてました……)
これは普段のプレーでも心がけた方が良いのですが、違和感がなくても知らず知らずのうちに指に疲労は蓄積していくので、例えば三日連続でプレーしたら一日休む、みたいな感じでオフの日を作ってあげたほうが腱鞘炎対策だけでなく地力の伸び的にも良いです。

【発症箇所を冷やす】
氷を当てるか、鎮痛・消炎の湿布を手首から手の甲にかけて貼るなど(特に痛みが酷い際は患部を温めるのはNGだそうですので温湿布を間違えてはらないように注意してください)。 私も「トクホン」という消炎湿布を手首に数日間貼り続けてました。

湿布自体は特に腱鞘炎にかかってなくても、今日はいっぱいプラスチック虐待したなーって思った時に手首に貼ってあげるとまあまあ気持ち良いのでオススメ。

過去に腱鞘炎にかかった人のブログを読んだら、ステロイド(痛み止め)を打たれるだけだったという方もおりました。
その状態では、痛みの感覚がなくなってるだけで実際には治ってないそうなんです。痛みはあるけどどうしても手を使う必要がある(事務作業など)というときに1つの手段として打つことが多いそうなのですが、治ってきた段階でまた同じように動かしちゃうと再発のリスクもあって、慢性化しちゃうこともあるみたい、ということらしく。 

なので、投薬してまで無理に継続しようとはせず(悪化したり、再発率が高くなったりするので)純粋に少しお休みすることをお勧めします。

ただし、しばらく休んでみても生活に支障が出てしまうということであれば、その段階で整形外科などにかかってみることをお勧めします。

地力が落ちそうと不安になる気持ちはすごく分かるんですが、今後一切満足できるプレーが出来なくなるかもしれないという現実と天秤にかけて、悔しい気持ちの中で休養を優先しました。それでも自分は結果的に医者にかかることなく今プレーができているので、軽症だったのだと思います。



時間をかけてのリハビリ

ある程度痛みが引いてきたら時間をかけてリハビリをしていきました。

まず痛みを感じた日から1週間置いてみて、試しに1クレやってみて様子見(時間を置きすぎてもまた同じことを繰り返してしまうので、定期的にプレーはした方がいいなと思いました。でも1日に数クレとかで)。

しかし、普通に握りこぶしを作ってみたり、ものを持ってみても痛まなくなったぞ!と思っていざ触ってみると、鍵盤を押した時にまた違和感が再発するということが多々ありました。ボタンを押し込む(指に力を入れる)という動作は思っている以上に指への負荷っぽいです。そういう時は悲しいけど早々にやめましたね……。

なるべく特攻はせず、するにしても1曲だけとか。 1曲目は指を慣らすのも兼ねて確実に脱力できる曲、適正マイナス2くらいのレベル帯とかですかね。  
ボタンを押しても痛みがなければ、そのまま少しずつペースを上げていく(自分の安定したレベルの範囲で)。 これで数ヶ月くらいかかりましたが回復しました。 

治るまでの間は地力上げに専念できず成長が止まってしまうのでもどかしいのですが、プレーできないよりはマシと耐えしのぎました。結果的に問題なく発症前の地力まで戻せましたし、現在進行形で☆12のランプの更新もできています。


かかる前にできること

自分が実際経験して、どうしたら再発率を防げるんだろうと考えた結果です。疲れを溜めないことが1番なんですが仕事されてる方とかだとなかなかそうはいかないですよね……。

【腕押しを意識する】
これはフォロワーさんに言われて気づいたのですが、手首の力だけで押し切るよりも腕全体で押すというか、腕から力を入れるようなイメージというんですかね?
脱力できないギリギリの曲ほど、使う力をコントロールしてあげるのが大事な気がします。
青龍とかクキブケみたいな同時押し主体の曲とかだと腕押し気味になる方多いと思うんですけど、そういうイメージというか。私はSINOBUZの時はAA、ヒロバの時はEROICAなどをやっていて手を壊したのですが、細かい乱打が混じってくるような譜面で指押し気味のまま力を入れちゃったのが良くなかったのかも……と振り返ってみてふと思いました。

【指の体力をつける】
極論これなので、普段から適度にIIDXを遊べる状況の方はノーツの多い曲で体力を付けておくと多少無理をしても痛手は追わないんですよね。
ただ、それが難しかったということもあり私はこんなことになってしまったので、IIDXをやらない日でも指のトレーニングをするのは一つの手かなと思います。筋トレまではさすがにしなくてもいいと思いますが……。
例として、手を伸ばした状態で高速でグーパーさせる運動を10秒間×3セットとかを一時お風呂入りながらやってました。意外と疲れるんですよね。
それ以外だとハンドグリップを握ったりとか。100均にも売ってます。

【ストレッチをする】
難しいのやる前に低難度でウォーミングアップするみたいなのと同様に、弐寺やる前に指を伸ばしたり手首ブラブラさせたりプレー後も手首をさすってあげたりなど、多少ケアをしてあげるだけでも変わると思います。また、お風呂にゆっくり浸かったり肩甲骨から肩にかけてを定期的に動かすようにするのもオススメです。

腱鞘炎自体、逆に体が硬いとなりやすいらしいので、柔軟性を高めておくといいです。
一見関係ないように見えるんですけど肩こりとかを解消させるのも腱鞘炎に効果ある、っていうのを調べた時に見かけました。私は慢性的に肩こりがひどかったので、それが原因だったのかなと思っていたり。


かかった時こそメンタルケアが大事

私の場合、プレー頻度が減った+脱力を忘れる+物量が多い曲を以前の感覚でどんどんやってしまうというコンボが決め手だったのかも?と今にしては思います。
不器用さが浮き彫りになったり、自分の練習の仕方が下手なのかなと落ち込むこともありました。

ただ、その後色々調べ、同じ練習方法でも体質・体格・姿勢の違いなどによってなりやすい人なりにくい人というのはどうしたって個人で差は出てしまうものなんだということも何となく見えてきました。
なので、前兆が見えても、練習方法が悪かったからなってしまったと自身を責めないでください。(メンタル的にも弐寺が辛くなるだけなので)


最後に

今はかかっていない状態とはいえ腱鞘炎に完治はないと思っています。
自分がたまたま運が良く軽度で済んでいたのか、再発率が低いだけなのかは分かりませんが、また痛みが出たらどうしようと思いながらも弐寺をプレーしています。
強い痛みにこそ繋がりませんが、疲労感がある日は少し指に違和感を感じたり、腕に痛みを感じることは今でもありますし……。
しかし、一度かかった経験があったからかなんとなく予兆を感じた段階で休めたりするなど事前に気遣えるようにはなったのかなとも思います。
縁がない方は本当に縁がないものだと思ってますし、自分は力加減がヘタクソだと自覚して見直すきっかけにはなりました。

プレースタイルは人それぞれですし、前項でも書いたように同じ遊び方でもなる方とならない方で個人差もあるので、どうやってプレーしたらならずに済むのか、一概に言い切ることはできません。

しかし、たかがゲームといえど身体が資本なので、無理のない範囲で良きビートライフを送っていただけたらと思います。


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