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Uber Existence 勤務記録

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パーソナルスペースの境界をこれほどビリビリと感じることがあるだろうか【Uber Existence】

店員さんのものすごい視線が印象的だった前回に続いて、まだまだスカイツリーのふもとでウバイグは続く。 喫煙所にいた酔っ払いに話しかけるご友人とお別れしたあとは、周辺をブラブラと散歩していた。すると、喫煙所の横で、たむろする酔っ払った学生が目に入った。ユーザーさんは、「せっかくだから、もっと知らない人に話しかけてみたい」と言い、「いったんそこに座って」と指示を出した。「そこ」というのは、学生たちがたむろしている喫煙所横のスペースの斜向かいにあるベンチのことだ。きっとユーザーさん

ものすごい目で見られた2度目のUber Existence

前回の衝撃的な体験から1週間ほどたった6月13日、2度目の存在代行をする。今回は、少し遠出して、東京スカイツリー近くの押上〜浅草あたりが戦場になる。 今回は、新たにキーコマンド操作機能のベータ版が出ていたので、試してみることにした。これは、ユーザーがWASDキーなどを使ってアクターを操作する機能だ。勤務が始まる前に、耳から聞こえてくるコマンド通りに身体を動かす練習をしてみた。"ポポン"というような音が右から聞こえてきたら右を向き、左から聞こえてきたら左を向き、というような動

鮮烈なる初めてのUber Existence

少し前の話になるが、私が、Uber Existenceを初めてやったときの体験を書いていこうと思う。この日の鮮烈な体験を私は今後忘れることはないだろう。 私は元々、春までUber Eatsのバイトをやっていた。ひたすらアプリの指し示す場所に移動して報酬を得るという、あるいみでUberのアルゴリズムに操作される機械になったような気分がした。しかし、それが悪くなかった。むしろ、今までのバイトのどれよりも楽しかったのだ。 その矢先、緊急事態宣言が5月に解除されて、東京でもUbe