『The King〜永遠の君主〜』5話感想

今私が一押しのNetflixドラマ『The King〜永遠の君主〜』を勝手に紹介する5回目です。

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最初に書きますが、今回はラストにわたし的最初のトキメキシーンが出てきます!

これまでときめいていなかったわけじゃないのですが、なんというか

あ、あざとい…!!!

という極め付けのシーンがいくつかあるのがこのドラマなのです。
悔しいけどドキドキが止まらない、ロマンス的にスペクタクルな山場です…!

1話の二人の出会いのシーンは確かに美しくお気に入りですが、止まったシーンなので、絵的に美しい、という感じですね。
今回は「動」です。
絶対に最後まで見て下さいね!(←ドラマの方です)


さて、4回のラストでついにテウルを連れて平行世界の扉をくぐり抜けた皇帝イ・ゴン。
あの押しても引いても結婚に1ミリの興味も示さなかった陛下が女性を連れてきた!と王宮は超厳戒態勢。

ちなみに、一人の目撃者も出してはならないと神経を尖らせるノ尚宮の指示で、皇帝一堂は馬を駆って海辺の道を戻ることになるのですが、とても綺麗なシーンです。
特に今の日本では、ビシッと細身のスーツを着こなした若者の一群が、普通に馬を駆る光景など見ないので、ちょっとファンタジーな感じです。

ノ尚宮もこの初対面の頃はテウルを不審人物扱い、手厳しいのですが、おかしいのがテウル。

彼女にどんどん惹かれているゴンでさえ、時々「打首だ」と口走るくらいゴンには無礼を働きまくっている(笑)テウルなのに、韓国の人はお年寄りには弱いということなのでしょうか。
ノ尚宮にはいつもしおらしいんです。

ノ尚宮の何かと「アイゴー」と嘆くところが大好きで、いつも楽しみにしています。
ゴンが姿を消すたび、このよろめきながらの「アイゴー、アイゴー」を聞くことができます(笑)


私としても、テウル「初めての大韓帝国」は何もかもがおかしくて見どころです。
テウル出会う人出会う人皇帝に畏っているのに空いた口が塞がらないし…
それだけでなく、やはりいろんなものが転がり始める感があります。
特に、ゴンですね。

夜、ノ尚宮の目を盗んで(バレていると思いますが)テウル部屋を訪ね、いつもの丁々発止を続けているうちに、初めてのKissを♡

投げ飛ばさなかったということは、テウルもそれなりに自覚があるのでしょう。
彼女も恋する女性の雰囲気を纏い始めています。
とは言っても、良いところで全然違うことを言い始めるのが、テウルのもしかしたら最高の(天然の?)焦らし技かもしれませんが…

ゴンはできるだけテウルと離れたくない、ということか、半日は近衛隊員に紛れ込ませてイベント(仕事)に連れまわします。
「どう?かっこいいだろ」
と言わんばかりのゴンの目配せが可愛いです(笑)

残りは別行動ということで、テウルは一人ソウルへ(皇帝の住む王宮は釜山にあります)。

5歳の頃亡くなった母の対がいるのでは、もしいたら(別人だけど)生きている姿を見たい、という思いで訪ねますが、家族の対は見つけることができません。


ゴンは別行動用に私服は返してくれましたが、なぜかお金はくれなかったので、テウルの移動費は近衛隊長ヨンに借りたものです。

帰り道で運賃が足りなくなったことに気づき、17回も王宮に電話するところは、大韓民国でゴンがよくやっていたことを思い出します(笑)
国が違えば逆転ですね。

しかし、テウルは自分はここに存在してはいけない身、ということを意識したのか、電話では名を名乗らず、ゴンにだけわかるおかしな名を名乗ります。

それがちゃんと皇帝に伝わるのがすごい(笑)
ゴンも、彼女に貸していたスマートフォンの検索履歴をしっかり確認しており、どうもソウルへ行きたいようだと当たりはつけています。
というより、当然のように一人解き放つわけはなく、仏頂面のヨンが気づかれないようテウルのあとをつけています。
護衛を命じていたんですね。

ヘリコプターで移動中だったゴンは、不審女性からの電話の報を受け、すぐさまソウルへ戻すよう操縦士に命じます。
カッコいいのはここからです…!

テウルがヘリコプターの音に気づき、何気なく空を見上げた時、ヨンはやっと姿を見せます。
彼はゴンと常に連絡をとっていますから、命を受け、ヘリが停まる場所へテウルを連れていかねばならないのです。
よくわからないまま高層ビルの出入り口付近へ誘われたテウル。
と、厳しい顔つきのスーツ姿の男性たちが、ドドドッと外へ雪崩出てきます。
すぐさま周囲を見張るように、体制を取るスーツ男達。

呆気にとられるテウルの目の前に、最後に急ぎ足でドアから出てくる長身の男性が…

もちろん、皇帝イ・ゴンです。

テウルは一国の皇帝を電話で迎えに来させてしまったんですね(^_^;)
しかも、ヘリで!

この時のゴンは本当に素敵です。
このドラマは秋から春先くらいのシーズンなので、ゴンはしょっちゅうロングコートを着ています。
これが、長身の彼にはすごくよく似合ってカッコいいのですが、このシーンも薄手のロングコートです。

ゴンはヨンをつけているとは言え、彼女がこの世界で誰を探しているのかと気を揉んでいます。
彼はいつも、テウルが何処かへ行ってしまわないか、いつ会えなくなるかわからないと案じていますから、この時もすごく心配だったはず。

近衛隊員達にもロングコートが閃くのも全く気に留めず、ただテウルだけを見つめて足早に近づいてくるゴンの姿がスローモーションとなり、キュンとなるシーンです。


街へ出るだけで大勢の近衛隊員がゾロっとついて回るような「特別な男」に愛されている、というカタルシスを味合わせてくれるこの回。

しかし、最高にカタルシスなシーンは、もう少し後に譲ります。
最初にぶち上げておいてなんですが、ここはお試し、程度かなと思います。
それでもやっぱり、あざとくロマンスなシーンだと思います。

やはりドラマのラストは印象的な展開になるもので(昔の韓流はそうではなかったような気もしますが…)、テウルがゴンにときめいただけではすみません。
ゴンを追いかけ回すあの女性が、ついにテウルと出会ってしまいます。

今回は、なんと言ってもテウルがとうとうゴンの話を真実と認める大韓帝国訪問記となりましたが、記念すべき「あざとい」シーンのご紹介もできて満足です。

次は、6話です。


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