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健康への第一歩は自分の現在地を知ること
最近、分子栄養学の勉強をしていてあらためて思うことがあります。
それは、「万人に共通の健康法っていうのは存在しない」ということです。
よく考えれば当たり前のこととも言えますが、
こんなにも多くの健康情報に溢れている中で、
何か正しいのか
結局どうすればよいのか
その選択に迷うことって多いと思うんです。
世間に流れる健康情報っていうのは、あくまで一部の情報を切り取って伝えているに過ぎないのです。
例えば、一般的には発酵食品には、乳酸菌をはじめとする善玉菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれるので良いとされています。
しかし、腸内にカンジダ(真菌の一種)が存在し、悪玉菌が優位な状況下でこれらの食品を摂取すると、悪い方向に発酵を手伝うこともあります。
また、食物繊維とミネラルについても、
「食物繊維の摂りすぎはミネラルの吸収障害につながる」
「食物繊維は腸内の乳酸菌が乳酸を発酵することを助け、結果としてミネラル吸収を促進する」
これは、どちらも科学的には正しいのです。でも結論は正反対です。
状況によってどちらにもなりうるということです。
つまり、あたなにとってはどれが望ましいかは、それぞれの現在の身体の状態によって変わってくるということです。
自分の現在地がわからずに、目的の場所には進めないですよね。それと同じで、自分の現在の健康状態を把握しないと、健康増進のためのアプローチもわかないということです。
そのために、血液検査や有機酸検査、総合便検査、毛髪ミネラル検査などいくつもの検査がツールとしてあります。
栄養療法を行っているクリニックでないと、なかなかこのような検査は取り扱っていませんが、ぜひ興味のある方は受診してみてくださいね。
まずは自分を知ること、これは身体面でもメンタル面でもとっても大切ですね。
それが、あなたにとっての健康への第一歩です。
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