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血液検査から推測!あなたはミネラル不足!?


前回、特に重要なミネラルとして、

亜鉛とマグネシウム

を挙げました。


では、これらの過不足は血液検査では

どのように表れるでしょうか?

その答えは、「ALP」という数値です!


正式名称は、
アルカリフォスファターゼ
と読みます。

リン酸化合物の結合を切る
働きをする酵素です。

肝臓や骨、胎盤、小腸などの臓器に
多く含まれます。

そのため、これらの臓器に障害があると
血液中に漏れ出てきて高値となります。

一方、低値になることは少ないですが、
下記のような場合に認めることがあります。

高値:
閉塞性黄疸、胆管炎、甲状腺機能亢進症、骨腫瘍、脂肪肝、薬物性肝障害 等

低値:
甲状腺機能低下症、低ALP血症、栄養失調 


これらは、一般的な基準値範囲を超えた
場合に疑われます。

基準範囲:
100~325 U/L(JSCC法の場合)
38~113 U/L(IFCC法の場合)

(※基準範囲は、検査会社によって若干違いあり)

逆に言うと、健康診断では、
この基準内に入っていると、
正常とみなされ、
スルーされてしまいます。


しかし、

栄養療法におけるALPの理想値は、

180(JSCC法)
60(IFCC法)

です!!

150(IFCC法)
50(IFCC法)

を下回ってくると、

亜鉛、マグネシウム不足を疑います。


ALPは酵素のうちのひとつですが、

酵素が反応を起こすには、
補酵素が必要となります。

そのALPの補酵素が、
亜鉛とマグネシウム
なのです。

補酵素が不足すると、
酵素はあっという間に活性を失い、
寿命が短くなります。

ただし!
肝臓に異常があり、
亜鉛やマグネシウム不足の場合、
一見正常値に見えてしまうことがあるので、
要注意です。


あなたは、
亜鉛、マグネシウム
足りていましたか?✨

ちなみに、私は138→153まで
ようやく上がってきた感じです💦


ALPは、会社の健康診断でも
測定される項目の一つなので、
お手元にご自身の検査結果があれば、

ぜひ見てみてくださいね(#^^#)

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