ネームのやり方・改、のはなし
一昨年かな?ネームのやり方を変えました。
わたしは頭の中からわりと直でネームにしていくタイプなのですが、今後長編を描いていくにあたって課題を感じて改善に乗り出しました。の、はなしです。
ネームのやり方変更の経緯
ホタテガイの女くらいまで原稿データを作ってそこにそのまま、ネーム兼下書き兼写植、という風にネームをやっていました。
(とにかく面倒くさがりなので、限りなく工程を減らすことに腐心した結果)
👇変更前
この方法のいいところ、工程がまとまるから横着できること。
一方でシーンの組み替えが面倒だったり、全体の流れをみるのには向いてなかったわけです。
そうなると、ちょっと調子悪いとすぐ手が止まっちゃって、だんだんうまくやれなくなってきたので変えてみよう、ということに。
提案してくれたのは日々の杏です。
👇変更後
商業版『折って切らない。』からこの新ネーム方式を採用してます。
一覧性が高くてわかりやすいということでわたしの担当さん方には好評。
わたし自身もシーンの組み替え・セリフの移動がし易くなったので、面倒がらずに&気軽に試行錯誤ができるようになりました。
ネーム作業にかかるストレス値がかなり減って作話に割けるリソースが増えた感じがします。
この用紙は一応40ページ(読切32ページを一枚で描けるように)ありますが、シーンのパーツを避けたりなんだりのスペースを取るようになり、いまは20ページ分くらいずつ使うようになりました。
ちょっと前半詰まったから後半のきまってるとこからやってみよう、などが気軽にできるようになったのもよかったですね。
ちょこちょこ改良しつつ現在もこのやり方でやっています。
ネーム用紙システム ひの版
👇のやり方をベースにして自作しました。
最初はかなり面倒に感じるんですけど、こういうのはシステムを理解して一回作ってしまえばあとは改善も変更も大変ラクになるので大好きです。
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