マガジンのカバー画像

noteのお題企画

75
参加したもの一覧♡
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

気づいてもらった、わたしの小さな目標に。

気づいてもらった、わたしの小さな目標に。

毎日更新を褒めてくれた人がいる。
毎日こつこつとしているその小さな習慣に気がついてくれた人がいたことが嬉しかった。
あぁ、わたしの自己満足にも近い努力も無駄じゃなかったなと嬉しくなった。

がんばっているね、とかいう類の褒め言葉を口にすることが減った。仕事が在宅になったことも大きいが、他人の素晴らしさやがんばりを口に出して褒めるという習慣が、学校という教育機関を卒業してから減ってしまった。
ありが

もっとみる
#8月31日の夜に

#8月31日の夜に

夏休みやお盆休みが永遠に続けばいいのにって思う人ですか?
それとも、一刻も早く終わって欲しいと願う人ですか? 
それもとも。今日で人生を終わらせようと思っている人ですか。

わたしは一刻も早く終わって欲しい人だった。
とにかく家が窮屈で(その当時は)逃げ出したかった。学校に行けば、現実逃避ができた。どれだけ学校で仲間外れにされても、わたしは登校した。それが、自分を守る唯一の方法だったからである。

もっとみる
まるで小説の1ページ目のような、

まるで小説の1ページ目のような、

どうして、学園系の物語の最初ってだいたい桜並木から始まるわけ?
そう彼女に聞かれたのは一緒に寝ようとベッドに潜り込んだ時だった。生温い風が吹くその日、ベッドの中で意味もなく話したその会話をやたらと思い出す。
無駄な会話だったと言えばそれまでだが、彼女の頭の中を見れた気がする。それがすごく新鮮でもっと話したいと思った。でも、それでがだめだったんだ。
その欲が、僕と彼女を決別させた。

中学生か高校生

もっとみる
わたなべ先生!

わたなべ先生!

教育実習の二日目。保健室見学の時だった。
別室登校でやってきたその子は、ダルそうに教科書を開いた。
「この人たち、誰?」
保健室の先生にぶっきらぼうに聞く彼女に、保健室の先生は教育実習の大学生よ、と答えた。
「たしか、あなたのクラスの担当の先生もいたんじゃないかしら」
クラスを言われてびっくりした。わたしのクラスではないか。
「いつ、授業するの?」
「再来週かな?」
「ふーん、がんばって」
まだ心

もっとみる