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これはファッションだ

たかが袋されど袋

あの有名な伊勢丹のタータン柄に
どうしてこんなにときめくのだろう。


あのショッピングバッグが欲しいから、
同じお菓子なら伊勢丹まで行って
買い物しようかなとまで思うことがあります。

これです!これこれ!

タータン・チェックの歴史は古く、もとはスコットランド


たしかにタータンチェックは魅力的!

モダン・スチュアート・ロイヤル


モダン・ファーカーソン

タータン・チェックはスコットランド北部の人々が織って、身に着けていた布地なのだそうですが、
いまでは日本の生活にも浸透し大変お世話になっています。
とても魅力的な柄がたくさんあります!


アソル
(ディストリクト・タータン)








パッケージもかわいいけど
お菓子も美味しくて大好き!

このWalkersというお菓子のパッケージもすぐにタータン柄を思い出させる。そしてそれが確実に魅力のひとつになっていると思います。


また、絵画の中にもタータンチェックがありました。

ジョン・エバレット・ミレイの
「釈放令、1746年」

男性がタータン・チェックのスカートをはいていますが、この絵をみてすぐにこの柄が目に飛び込んできます。

イギリスのパグパイプ演奏の様子
アンソニーー!なつかしい!





また、こちらのタータン柄もよくみたなあ!


ブラック・ウォッチ・モダン

この緑、黒、青の三色を基調にしたタータン柄はタータンチェックの故郷である、スコットランドの軍隊用の柄だそうです。

伊勢丹のメンズ館でこのタータン柄を起用。

現在のデザイン


左から右のデザインに一新
されたのですね


伊勢丹「男の新館」オープン時の1968年から約46年間親しまれたメンズの紙袋は2014年にデザインを一新しました。

新しいデザインは、ブラックウォッチをベースに丹色(にいろ)を入れることで伊勢丹独自のタータン柄として正式に登録されました。

2012年、タータンのプロモーションに貢献したとして、スコットランド・タータン協会より賞を授与され、2015年にはグッドデザイン賞を受賞しています。


丹色(にいろ)の丹って、伊勢丹の丹かあ!
袋一つにもいろいろな考えがもりこまれているのですねえ!



だけど、丹色とはなんだろう?

平安神宮

丹色(にいろ)は、赤みがかった灰黄色から赤褐色を表す色名で、
「丹」は、古語で「あか」とも読む漢字だそう。

さらに「丹」は「たん」とも読んで、少し黄色がかった鮮やかな赤の別名

丹色は、神社の鳥居に使われていたり、広島の厳島神社や京都の平安神宮などでは、社殿にも使われている、あの!色です!

おおージャパン!

こうした神社建築のことを「丹塗り(にぬり)」とも言うのだそう。
信仰の対象となる色だったんですねえ

丹色の顔料の元となっているのは、
鉛丹(えんたん)という鉱物だそうです。
これは別名「光明丹(こうみょうたん)」とも呼ばれる、
自然界ではめずらしい鉱物で、いまでは合成顔料が作られるようになりましたが、昔はとても貴重な色だったため、
主に神社などにだけ使われてきました。

「赤」はもともと魔除け(まよけ)の色という考え方があるようです。また、鉱物からできる丹色顔料には、木造建築を腐食から守る効果もあったみたいです。

また、伊勢丹さんとしては、丹色にこんな願いもこめていらしたようで。
「1日の始まりを照らす太陽と、伊勢丹の“丹”という言葉が意味する“まごころ”を表わしている」

そうなんだー!まごころかあ!
ステキ!



あ、デザインを一新といえば、メンズ館だけではないですね。

あ、ロゴもはいっていましたっけ

伊勢丹の紙袋は以前はこの柄でした。
これが2013年にいまの柄にリニューアルしたのですね。
当時、以前の柄に親しんでいた私には新しい柄に違和感を感じましたが、いまではすっかりそんなことも忘れ、
こちらのタータンは画像をみるまで忘れていたくらいでした。

メンズ館の柄ともども約50年使用された柄。
やはりこちらもメンズの柄と同じく
2012年にスコットランド・タータン協会より、長年にわたり日本におけるタータンプロモーションに貢献したとして「Best use of tartan in packaging(パッケージ部門)」を受賞しました。


現在のものは

マクミラン・イセタン

コーポレート・タータンとしてタータン柄の登録がされています





伊勢丹さんは紙袋を宣伝ツールではなくファッションアイテムとして捉えており、その信念を可視化することに注力したのだそうです。
また、織物がそのままショッピングバッグとなっているかのごとき風合いを出すことに拘り(こだわり)続けました


伊勢丹でお買い物。
伊勢丹で買ったプレゼント。

この袋に入っていることで自慢できるような優越感?
高級感なのか。
都会的イメージなのかしら。

ちょっと得意になれるような特別感を感じるように思うのは
わたしだけでしょうか。


かんじいさんのnoteに楽しい記事をみつけました!
こちらでも伊勢丹の袋が出てきてステキ!

ちなみに、ご存知な方も多いかとおもいますが、
かんじいさんのお食事がいつも素晴らしく美味しそうでステキなんですー!
奥様の素晴らしさも垣間見えるかんじいさんのnote、
初めての方は是非!!

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