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美術検定4級合格をめざします!56. Paul Cézanne1839-1906

56.ポール・セザンヌ
【ポスト印象主義】フランス

◆印象主義のように自然を描くことを好んだ
◆遠近法を取り払った平面的な画面
◆従来の遠近法や明暗法ではない新しい空間表現方法をもちいる。三次元ではなく、二次元に置き換えて表現する試みは人間の動きやスピードなど抽象的な事象に注目する未来派のもとになった
◆一枚の絵の中にいくつもの視点を盛り込んだ画家
◆一つの対象を様々な角度からみて描くというのは後のキュビズムなどの流派に大きな影響をあたえた
◆それまでの西洋美術で重視されてきた写実性を取り払いモチーフを単純な形に置き換えた
◆色彩の表現では、物の持つ最も特徴的な色を強調。本来はたくさんの色の中で構成されている中から1色のみを抽出するやりかたはゴーガンやフォービズムに通じる
◆様々な革新的は表現はあまりに新しすぎたため生前は世間からなかなか評価されなかった

「サント・ヴィクトワール山」

キャンヴァス・油彩 ロンドン、コートールド美術館

1887年

◆奥に配したサント・ヴィクトワール山。手前に松。平面的でありながらも強弱をつけた構図は浮世絵の影響
◆彼の故郷にある山
◆印象主義のように移り変わる光の印象などには興味がなく、古典絵画のようにしっかりした画面構成をめざし、この山を何十回も描いた



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