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美術検定4級合格をめざします!㊹Joseph Mallord William Turner

㊹ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー1775-1851

◆理髪師ウィリアムの子としてうまれ、母親は精神疾患をもち、息子の世話を十分にすることができなかった
◆ターナーは学校教育もほとんど受けず特異な環境で少年時代をすごした
◆風景画家に弟子入りし、その後ロイヤル・アカデミー付属美術学校に入学。24歳の若さでロイヤル・アカデミー準会員になり、26歳で正会員になっている
◆パトロンにもめぐまれ画家として順調。44歳の時イタリア旅行を機に大気と光の効果を追求。その後ヨーロッパ各地を旅行して多数の風景写生のスケッチを残した。


「「雨、蒸気、速力ーグレート・ウエスタン鉄道」

【ロマン主義/自然主義】イギリス キャンヴァス・油彩
ロンドン、ナショナル・ギャラリー

1844年

◆ターナーの偉業は風景画を「自然の再現」という枠から取り外した点
◆69歳の時の作品
◆汽車が画家の目の前を疾走していくその瞬間が描かれている
◆鉄道は19世紀の最先端技術だが表現方法も革新的
◆蒸気機関車の前に横切る野ウサギが描かれている。これは人類が自然を征服したことを示している
◆左画面の水面にはボートに乗った人がみえる。これは交通手段にも近代化が差し迫っていることを示唆しさしている
◆右上画面あたりには、風によってみだれる雨や大気が描かれている。
筆後を残さないようななめらかな表面が好まれていた時代にこのような荒い筆致ひっちも革新的だった


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