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アーティゾン美術館の石橋財団コレクションがすごい

今現在東京にあるアーティゾン美術館にて開催中の「マリーローランサン展」に行ってまいりました。

あわせて展示している、石橋財団コレクション展の作品の数々が素晴らしく、感動いたしました。
ここではなんの知識もないままの私の感動をお伝えさせていただければと思います!

観たかった作品もたくさん展示されていました。

まずはやっぱりコレ!

「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
ピエール=オーギュスト・ルノワール
1876年

石橋財団コレクションといえば!この作品!です。
いつみてもいい色です。絨毯の色もすごくすてき!額縁もすごくすてき!ぷりぷりお肌がなんとも愛らしくて思わずにっこりみちゃいます。


「オータム・リーフⅡ」
ジョージア・オキーフ 1927年

オキーフの作品があるなんて!オキーフの作品だなあという作品!葉一枚の絵なのにこんなにも情熱的に迫力のある絵になるというのがやはりすごいなあと思います。


「無題」
マーク・ロスコ 1969年

わあ!ロスコの絵がみれるなんて!うれしい!
色がまた好きな色です。ロスコの作品はいつかもっとたくさん見たいです。


「無題」
草間彌生 1962年

遠くから見ても、あ、きっと草間彌生だ!と思いました。
この病的なまでの模様。いいですね。色もいいですね


「早春(富士)」
和田栄作 1939年

すごい!すごい!すごい!この空気感がすごいです!
この場でいまみている和田さんの感動がダイレクトに伝わってきます。
そしてその感動を一緒にみせていただいていて本当になんて光栄なんだろうとジーンとしました。

しっかり「早春」も感じます!
申し訳なくもこの画家の方存じ上げません
「3本の菩提樹」
ヴァシリー・カンディンスキー 1908年

カンディンスキーの絵の色がいいなとよく思います。この絵の額も、この真っ黒で太い枠がとてもよく似合っていますね。絵を引き立てているように思います。


「檮原(ゆすはら)風景」
須田国太郎 1955年

若いころはこういう絵の良さがよくわかりませんでした。
檮原というのは高知県の町なのですね。風を感じる絵です。

「石切り場の雪景色」
ギュスターヴ・クールベ 1870年頃

石の質感と空との距離感(空気感)などが石の迫力を感じさせます


「トルーヴィル近郊の浜」
ウジェーヌ・ブーダン 1865年頃

じっとみていると、この浜にいるような気がしてきます。この浜で広い広い空を感じているような気になってくるのが不思議です。
みんなこんな砂浜に、ひきずるような長いドレスを着て集まっています。でもすごく素敵なイベントだなと思います。いいなあ、この中の一人になりたい。



まっくろな壁があり、ここを曲がっていく先はスタッフルームかなと思いましたが、思い切って行ってみたら、なんと日本画の展示室が設けてありました。そして素晴らしい作品が展示されていたのです!

「源氏物語図 浮舟、夢浮橋(ゆめのうきはし)」
伊年印 江戸時代18世紀

伊年印というものを初めて聞きました。これがまた興味深い!
「伊年」印は俵屋派のブランドマークなのだそうです。この作品だと左上に大きなまるがあるので(ぜひ作品を拡大してみてみてください)この印のことかなと思うのですが・・・
大胆な構図がかっこいいなあ!
よくみると船の中で二人は・・わわわ
左の家の中の図の配置といい、大胆だなあ。


「芥子(けし)藪柑子図」
酒井抱一 江戸時代19世紀

最近琳派の絵など、日本画に興味があるため、酒井抱一の作品に興奮いたしました。ああ、なんて美しいのでしょう!

この表現のしかた!すばらしいですねー!
葉の色合い、美しいですね


そして、尾形光琳の作品が!
大興奮です!

「孔雀立葵図屏風」
尾形光琳 江戸時代18世紀

本物?と思ってしまいました。もう本当にびっくりしました。
本ではみたことがありましたが、今目の前にしているなんて!
きゃー!やったあ!うれしいー!
思っていたより小さい作品なんだなあと思いました。

枝のあしらいかたが大胆で光琳らしいなあ
クジャクの顔本格的です
たちあおいが生き生きと描かれています

画家の名前を確かめずに気になった絵をとにかくみていきましたが、後で作品表をみてみたら、まだまだ興味深い画家の名前がたくさんあり、ああ作品確かめてみたかったなあと思いました。

石橋財団コレクションすごすぎます!


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