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歯を大事にしよう

週末が終わったぞ!どうもこんばんは、日曜日のnote更新です。

Twitterでもチラリと触れた通り、勤務後の帰宅中に心肺停止症例に遭遇した。その時のことについてnoteでも3000字くらいの文章を生成したのだけれど、どんなにフェイクを入れてもみる人がみれば”あの時のあいつだ!!”と分かってしまうような文章にどうしてもなってしまったため、泣く泣く下書きのまま保存した。

3000字書いたし、内容としては色々な人に読んで欲しいと思うような文章だったから、本当に残念だがこればかりは仕方がない。気を取り直して全く関係ないことを書きます。

昨日は病院で休日当番をやっていたのだけれど、外来に来る患者数の多さにぐったりと疲れてしまい、帰宅後夕飯を食べて飲酒した後、リビングの床で午前2時まで失神するみたいに眠っていた。私は睡眠の質を何より大事にしているから、化粧も落とさずに床で寝ることは年に数回もない。シャワーを浴び、保湿を済ませ、きちんと手順を踏んで寝る前の日課である読書も済ませてから眠りに就くのが毎日の習慣なのに、昨日はあまりに疲れの程度が度を越していたため床で正体を失ってしまった。

ぐうぐう眠った後、午前2時に目を覚まして、それからきちんと風呂に入った。普段意識清明な状態で風呂に入るときは全く気にならないのだが、人間の体って、洗うべきパーツが多すぎやしないだろうか。

クレンジングオイルで化粧を落とす。シャンプーで髪を洗う。トリートメントをつけて数分待つ。その間に体を洗う。トリートメントを洗い流す。洗顔を済ませる。

風呂場でもこれだけの工程を踏まないといけないのに、風呂から出た後も化粧水だの乳液だの美容液だのを顔に塗り、髪を乾かし、アウトバストリートメントを塗り…普段なら軽くこなすはずの工程の全てが昨晩は煩わしかった。なんでこんなことしなきゃいけないんだよ…といちいちイラつきながら整容を済ませていく。別に一晩くらいサボったってどうってことないんだろうが、髪も乾かさずに寝て翌日の朝に寝癖が爆発していた時、前の晩の自分にキレない自信がない。

全てを終わらせ、歯を磨く。この歯磨きがまた面倒臭い。
ちょうど1年くらい前、まだ週に1回くらいしかnoteを更新していなかった頃、私は週に1回は歯医者に通わなければならなかった。仕事の忙しさにかまけて歯科通院をサボっていたら、右の奥歯が盛大な虫歯になっていたのだった。

幼少期は親に口煩く言われていたため、月に1度は歯科でクリーニングをしてもらっていた。おかげで20歳になるまで虫歯の1本もなく、歯科治療とは無縁の人生を歩んでいた。

しかし、無縁であったが故に、私は完全に虫歯というものを舐めていた。実家を出て以降、仕事の忙しさと転勤の多さに甘えて歯科通院を数年間サボり続けた。医者をやっていると、研修医〜5年目くらいまではほぼ毎年転勤続きで、その土地で歯医者に通っていても、せいぜい数回も通えばまた転院しなければならない。面倒臭くて歯医者からは足が遠のいていた。

昨年の冬、流石に5年以上歯科に行っていないのはまずいのではないか…?と思い、恐る恐る近所の歯医者を予約した。結果、右の奥歯がめちゃくちゃに深い虫歯になっていることが判明し、生まれて初めての本格的な歯科治療を受けることになった。

表面を削るだけではダメで、神経を全て抜いて詰め物を入れますと先生に言われた時は正直実感がなく、”はあ…わかりました”という感じで適当に返事をしていたのだが、実際治療を受けてみると痛みが強すぎて死にそうになった。

歯の神経を抜くとき、全て綺麗に抜けているかを確認するために突いたり掘ったりする過程があるのだが(歯科治療について全く詳しくないので適当なことを書いています、ド素人の記述だと思って読んでください)、これがめちゃくちゃに痛い。痛みの神経そのものに直接干渉されている感じがして、体勢が許すならば先生に掴み掛かりたいくらい痛かった。先生が悪いわけではない。全ては5年以上もの間、適当に歯磨きをした上歯医者にも通わなかった私が悪いのだった。

今は無事に治療が終わって3ヶ月に1度程度の通院で済んでいる。ただ、神経を抜いた時の痛みのことはどうしても忘れられず、もう一度あれをやるくらいなら真面目に歯磨きをせねば…と毎晩洗面所の鏡の前で怯えている。

実際、電動歯ブラシで歯磨きをする→奥歯用の小さなブラシで奥歯の側面を磨く→フロスを掛けるという3段階を踏んでおり、歯磨きに相当時間をかけている。これが本当に面倒臭い。特にリビングの床で寝落ちした後風呂に入り、寝ぼけ眼で一刻も早くベッドに入りたいと思っているような時は特に面倒臭いと感じるのだが、その度に神経を抜いた時のあの本物の痛みが脳裏に甦り、そそくさとフロスを掛ける羽目になるのだった。皆さんも歯は大事にしましょうね。散々な目にあった私からの忠告でした。

Big Love…