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淑やかであれと10年間も

仕事が始まった方もそうでない方もこんばんは。どうも、木曜日のnote更新です。

近況を数回書いては消すのを繰り返したので、今日は質問に答えるぞ。今日は近況をうまく書けない日なんだ…。年末年始を経て、まだ頭のチューニングがうまくいっていないみたい。

落ち着いて答えていくぞ。

男女の幼児を育てている親です。 兄妹で性差をつけた育児をしないように気をつけているのですが、春に入園する幼稚園がゴリゴリに家父長制的で…折り合いの付け方に悩んでます。 入園説明会では「ママのお弁当」「ママの連絡先」などママ連呼。面談は夫オンリーで行ったのですが、その場で書くはずだった書類を「ママに聞いたら分かるから」との理由で手をつけずに持ち帰らせられました。
名前は少し違いますが、エプロンママ会、パパお手伝い会というような親の活動があり、そこに所属しなければならず今からお腹が痛いです…。 子供にとっては(それらを除けば)とても良い環境で、選択肢も少ないので選ばざるを得ません。
子供には適切な性教育をしていきたい、けど就学前の大事な時期に刷り込まれる性役割…。私が負わなければいけない「ママ」的役割…。 みなさんそういう役割を背負ってお子さんを通わせているのでしょうか。我慢しているのでしょうか。

あはは!なかなか強烈な幼稚園ですね。エプロンママ会ってすごいネーミングだな…所属する必要があるとのこと、本当にお疲れ様です。

自分の過去を振り返ると、エプロンママ会ほどではないにせよ、”女は淑やかに”みたいな教育をかなり長い期間受けて育っています。これは私が通っていた学校の方針で、女子校だったんですがバリバリのキャリアウーマンを育てるというよりはお淑やかさを重視する校風でした。

そういう学校に10年以上通って出来上がったのが私で、ご存知の通り淑やかさから程遠い人格形成がなされています。これは母親の影響がかなり大きいと思う。母は特に淑やかさに対して強烈なアンチテーゼを掲げていたわけではないのですが、家では”とにかく女は働くべき”と叩き込まれ、私の記憶では一度も結婚しろとか子どもを産めと言われたことはありません。

家庭はゴリゴリのキャリアウーマン志向、学校は仕事より淑やかさ重視だったわけですが、矛盾するテーゼの中で育って良かったなと思うのは、世の中は一枚岩ではないぞと幼い頃に知れたことかもしれません。

淑やかさを重視する校風の学校ではありましたが、他人と戦ってでも自分の目標を達成して人生をエンジョイしたいと思っているような教師もいました。いつも手編みの派手なセーターを着て、10匹近い猫と暮らしていたY先生はその代表格でした。

上品なワンピースや清楚なブラウスにスカート姿の教師ばかりだった学校で、Y先生は明らかに浮いていました。しかし私にとっては忘れられない恩師であり、Y先生が担任になってくれた小学3年生の頃から、学校に通うのが明らかに楽しくなったことを覚えています。ぐいぐい前のめりになって好き放題やったほうが人生楽しいぞと教えてくれたY先生には、私が通っていた学校よりよほど合う校風の学校が他にあったはずです。でも、あの学校にY先生がいてくれたおかげで、私はずいぶん励まされました。

多分お子さんが通う幼稚園も一枚岩ではないと思う。エプロンママ会は最悪ですけど(人様の通う幼稚園に向かってすみません)、他に良い要素があるなら通わせてみるのも悪くないんじゃないでしょうか。私がY先生に出会ったように、お子さんにとって良い出会いがありますように。

今日の回答は以上!
本当は年末年始にやった楽しかったこととか(生まれて初めてホテルのバーに行ってドキドキした)、ニュースに対する感想(子どものいる家庭に5000円給付のニュースに対して”子供は可愛いからお金があるならいくらでも産みたい”という母親のコメントが取り上げられていて度肝を抜かれた)を書きたいんだけれど、なんかどうも目が滑るような文章しか書けなかったので今日はこれくらいにしておきます。冒頭でも書いた通り、書いては消す無為な作業を数回やってしまった。

年末年始子どもといる時間が本当に長くて、実際仕事をしている時より色々な場所に行って活動的ではあったのだけれど、その時のことを文章に書こうとしてもどうしてもうまくいかない。思考の大半を子どもの安全とか子どもが休日をエンジョイしているかどうかに割いていて、物事を考える暇がなかったんだと思う。

アクティブさと書ける量に相関関係はないらしい。私にとっては、職場と自宅とスーパーの行き来というつまらない繰り返しの方が、それが一人ぼっちで行えるならよほど文章に直結するみたいだ。目に入ったものをその場で咀嚼して記憶のストレージに入れないと、どんなに新しいことをしてもどんどん忘れていってしまう。そういえば、子どもの有無は関係なく、日記をつけるようになる前はそうだった気がする。失われた記憶が大量にある。

Big Love…