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退屈な脳を慰める

木曜日の更新だぞ!今週は仕事が少しはラクになるはずが、様々なトラブルに見舞われて結局特にラクにはならなかった。人生、お前はいつもそうだ…。

忙しいなりに生活にメリハリをつけようと思って、久しぶりにジムに行った。年末に行って以来、ずっとサボっていた。特に体調を崩したとかでもなかったのだが、単にダイエットが成功していたからというのが一つの理由ではある。

昨年の末から1日2食は主食をオートミールに置き換えるようにしていて、産後(もう4年も経っているから産後と言い訳を続けるのも厳しくなってきた)何をしても減らなかった体重が、1ヶ月で2kg落ちた。

ご存知の通り私は酒が大好きであり、ほぼ毎晩欠かさず飲酒する。食べることも好きなほうなので、常にインターネットで良さそうな飲食店を探しては”次はここに行ってみよう”とブックマークを続けている。脂っこいものもしょっぱいものも好んで食べる。チャンスがあれば酒も飲む。
そして言うまでもなく、飲酒と外食のコンボはめちゃくちゃ太るのだった。

一番痩せていた時は38kgだった体重が見る影もない。身長が160cm以上あるので、体重が38kgだったのは正直かなりマズかったと思うのだが、それにしても30代も半ばになると勢い良く体重が増え続け、全く減る気配がなくなった。子どもと暮らす前は適当に食事を抜いてダイエットしたりしていたのだが、今はメシを抜こうものなら即4歳児から”ママ、ご飯食べないの?”と至極真っ当な質問が飛んでくる。泣く泣く3食規則正しく食べざるを得ない。

オートミールを愛用するようになってから、飲酒量も食べる量も特に減らさずに体重が落ちたので正直驚いた。オートミールに良いイメージがなかったのだけれど、上のリンクのオートミールは結構美味しい…と思う(オートーミールで検索すると”まずい”のサジェスチョンが出てくるので自信がない)。3食これに切り替えても私は割と平気である。

そんなわけでとんとん拍子に体重が減り、ここ1ヶ月程度すっかりジムから足が遠のいていた。痩せることを目的にして通い始めたので、モチベーションがなくなってしまったのだ。

しかし、今日は仕事が若干早く終わり、しかも気持ちがかなり陰鬱だった(特に何があったわけでもない。理由もなく気持ちが沈むことが私はそれなりにある)ので、久し振りにジムに行こうと思った。仕事がかなり早く終わればどこかにふらりと遊びに行きたくなるのだが、中途半端に時間が空いた場合はジムに行くのがちょうど良いのだ。

理由もなく気持ちが沈んで、と書いたが、私の気持ちが沈む理由の大半はインターネットのやりすぎな気がする。
みなさん、毎日スマホを何時間くらい見ていますか?iPhoneを使っていると週末に必ずその週の1日の平均スマホ使用時間のアラートが出るのだけれど、私は平均7時間はスマホを見ているらしい。起きている時間のうち、実に半分程度はスマホをぼんやり見ている計算になる。

インターネットが好きだしやめるつもりはないが、惰性でTwitterを見ている時間がそれなりにあり、これが気持ちの沈み込みに大きく影響している気はする。よせば良いのに、つい手持ち無沙汰になるとタイムラインを見に行ってしまう。タイムラインを見ている間は体を動かしたり、何かを考えたりもせずただそこにある文字列を読んで感情を波立たせているだけだから、精神衛生上良い影響があるはずもない。

私は体を動かしたり、生身の人間と触れ合ったりするべきなのだ。そう思い立って久しぶりにジムに行った。ジムに行くと、”自分は今、良いことをしている!!”という自己肯定感でいっぱいになる。別に大した運動をする必要はない。イヤホンをして好きなYoutubeチャンネルの動画でも観ながらひたすら走るだけである。走っている間は、少なくともTwitterをやったり本を読んだりせずに済む。

そういえば、普段は使わない路線に先日乗る機会があった。その路線に乗っている間はとても気持ちが穏やかだった。車窓を眺めているだけで、目新しいものが次々と視界に入る。車内を見渡せば、トレインビジョンに見慣れないコマーシャルが次々と映し出される。ぼんやりしていても、新しい情報で脳が満足するから、全く退屈しなかった。

毎日使っている路線ではこうはいかない。見慣れた風景、どんなに読書などに集中していても降りる駅を間違えないくらい繰り返し乗り降りした電車。毎日使っている路線では、脳が退屈で弛緩してしまう。何とか面白いことを見つけねばと焦っては、無意識にスマホを開いてTwitterを見てしまう。

Twitterを開いても、特別面白いことが起きるわけではない。脳が疲れるだけだと分かっているのに、そこに何かがあるのではないかと淡い期待を抱いて、タイムラインを見に行ってしまう。何かが得られるまで満足できないから、結局無為な時間を過ごすことになる。

ぼんやり眺めるにはTwitterはもってこいだ。目的意識を持って眺める場所じゃない。退屈で仕方がない時はジムで走っている方がなんぼかマシだと分かっているのに、手軽さからつい、Twitterに手を出してしまう。身体を動かすか、新しい風景で脳を退屈させないようにするか、そのどちらかを選択しない限り私は無限にTwitterで時間を溶かしてしまう。なんとかしないといけない。

そう思ってジムに行き、ジムの帰りにKindleで面白そうな漫画を買ったんですが、予想外にホラー要素が強くて震えながら読んでいる。面白い。面白いが、めちゃくちゃ怖い。最新刊まで読んだら感想を書くかもしれません。


Big Love…