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楽しいだけの時期が永遠に続けば良いのに

書くことがないでお馴染み、木曜日の更新だよ。

今日は仕事が忙しかったのと、退勤後に歯医者に行ってきたのでnoteを書く時間が全然なかった。普段は週末の日曜日を除けば、仕事が終わって帰ってきて、夕飯の準備と家の掃除を終えて、子どものお迎え時間までの合間に1000字くらい、子どもが寝室に入ってから推敲してさらに1500字くらいを書き加えて更新ボタンを押すことが多い。

今日は書く時間が全くなかったので、更新日の21時に白紙の画面を見つめて唸る羽目になっている。2日にいっぺんの更新でもこれだけ苦しむのに、毎日更新している人の脳内はどうなってるんだ。

そういえば、今朝は起きるのが早かった。まだ暗いうちに3歳児に叩き起こされ、何事だ…と思いながら眠い目を擦りながら話を聞くと、小さな声でどうやら”折り紙やりたい…”と言っている。折り紙か…と思いながら時計を確認すると時刻はなんと午前5時だった。そりゃあ辺りが暗いわけだ。”折り紙はダメです。寝なさい”ときっぱり言い渡してベッドに戻らせた。

一旦は諦めて自分の寝室にすごすご戻っていった3歳児だったが、1時間くらいして再び私の寝室に入ってきた。完全に目が覚めている様子だったので、諦めてリビングに連れて行き、電気を点ける。いつもより早く人間が起きてきたのを察知したのか、おやすみカバーの下で文鳥が羽繕いをする音が聞こえた。

寝ぼけた頭で昨晩の記憶を探り、そういえば…と思い出したのが、和柄の折り紙を買って3歳児に与えたことだった。

鬼滅の刃に興味を持っている3歳児が喜ぶかなと思って買っておいたのだが、昨晩の3歳児は80ピースのポケモンパズルに夢中で、折り紙はリビングの机の上に放られていた。パズルに熱中しているうちにおやすみの時間になってしまい、歯の仕上げ磨きをしてやりながら、”折り紙は明日にしなね”と軽い調子で言ってしまったのだった。

明日にしなね、というのはすなわち明日幼稚園から帰ってきたら遊びなね、という意味だったのだが、3歳児の中では勝手に”明日朝起きたら折り紙で遊んでいいよ”に変換されてしまったらしく、それで意気揚々と朝5時に起きてきたのだった。たかが折り紙に対する気合がすごい。

まあいいや、そんなに折り紙で工作をやりたいんだったら好きにやってくれ…と思いながら幼児用の糊とテープを出してやり、折り紙に巻かれていたセロハンを外して3歳児に渡す。”じゃあママはまだゴロゴロしたいから…”とリビングの隣の寝室に退散しようとすると、”お願い、本出しといて。ポケモンの本”と言われた。理由を聞くのも面倒なので本棚からポケモンの本を引っ張り出して今度こそ寝室に退散した。

その後30分くらい寝室でゴロゴロしていたが、リビングはずっとシンとしていて3歳児はかなり集中している様子だった。ごろ寝を切り上げて朝食の準備をしようとリビングに行くと、折り紙とテープで作られたピカチュウらしきものが完成していた。すごい。自分なりにお手本の絵を真似して作ったらしい。

私はどんなにやりたいことがあっても早起きして取り組もうと思ったことが一度もない。やりたいことがある時は無限に夜を引き伸ばして夜更かしをしながら取り組んできた。でも、人間の頭って午前中の方がよく働く気がするし、本当は早起きして取り組んだ方が良いんだろうな…。3歳児に創作意欲で負けた朝だった。

かつては子どもとの遊びといえば、こちらが完全に主導しなければならなかった。何で遊ぶか、どういうルールで遊ぶのか、それらは全て親である私が決定しなければならず、私が絵本を読んだりぬいぐるみを動かしたり楽器を弾いたりするのを子どもはただぽかーんと眺めているだけだった。私がやっていることをどれだけ理解しているのか、本当は子どもがやりたいことは何なのか全く分からないまま、暗中模索の日々が続いた。いつの間にか勝手に作りたいものを決めて、自分なりの方法で作品を完成させるようになったんだなあと思うと感慨深い。

質問箱にたくさん、短歌に関するおすすめの本が入っていた。ありがとうございます。ここ数日は歌集と短歌に関する指南本ばかり読んでいて、寝ても覚めても57577という感じです。

文章に関しては自分なりのリズムがあって、自分が気持ちいいと思うリズムから外れると軌道修正ができるのだけれど、短歌についてはほんの数日前に始めたばかりだからまだリズムすら掴めていない。分からないなりに言葉をこねくり回してただ短歌を作るのが今は面白い段階です。

作った短歌をここにも載せたいなあと思うのだが、全て応募フォームに投稿してしまったので落選が確認できるまでは何も書けない状態になっている(投稿は未公開の作品に限られるため)。

今は誰かが作った短歌を読むのも楽しいし、自分で作るのも楽しいのだけれど、ある程度時間が過ぎると他人に対する嫉妬で心の中がめちゃくちゃになると知っている。

今朝の3歳児みたいに、ただ1人で作るのを楽しんでいられる状態が一番幸福なんだよな。文章に関してはこの場所でそれができているからありがたい。短歌もそうすれば良いんだろうけど、良し悪しの基準が全く分からないよちよち歩きの初心者だから、何か指針が欲しいなと思って投稿を始めてしまった。

投稿するということは、他人と比べられるということで、創作でそれをやり始めるとどんなジャンルだろうと地獄を見るのだけれど、まあ仕方がない。自分なりの指針が得られるまでは、投稿も含めて色々な方法で短歌作りを楽しんでみようと思います。

Big Love…