ええ容姿、ええ精神
さらりと質問に答えるか。
これがね〜、全くないんです。幼少期は親から”可愛い!”と言われ続けて育ったのと、今は一緒に暮らしている夫から同じことを言われているから、容姿で悩んだことがない。
今でも覚えているんですが、小学生の頃意地悪な同級生に”紺ちゃんって左右の目の大きさが違うよね”と嫌な感じで言われたことがありました。
実際、私の左右の目はよく見るとかなり形が違います。左右対称の顔つきが美しいとされることが多いので、私の顔はその美しさの基準には当てはまらないということになります。
しかし、当時の私は親や親族から”紺ちゃんは可愛いね〜”と言われ続けて育っており、自分自身の可愛さを全く疑っていませんでした。”いや、私は可愛いから大丈夫”と返事をした瞬間の同級生の困惑した顔が忘れられません。
その後成長するにつれて同級生がどんどん美しくなっていく中、私は読書や勉強に夢中だったので、容姿にはあまり拘っていませんでした。”私だって化粧でも覚えればめちゃくちゃ美人になるし”と本気で信じていたんです。美というものをあまりにもナメすぎていますね。
そして大学生になり、割とすぐに現在の夫と付き合い始め、今に至ります。化粧やお洒落は、まあ人並みには楽しんでいると思います。
36歳の現在、自分の顔を鏡で冷静に眺めると、別に特段可愛くはないです。私は私の顔が好きですが、ハッとするような美人とか、可憐な花のような可愛さとか、そういう類の顔つきではないと、極めて冷静にそう思います。
そんなわけで、もうちょっと鼻が高かったらなあとか、顔がもう少し小さくても良くないかとか、脚がすらっと長かったら宜しいなあとか、まあそういうことを思う日もあります。
でも、コンプレックスかというとそれは違います。目の前に難関大の入試問題をポンと置かれて、満点を獲れないアナタはコンプレックスを感じた方がいいんじゃないですか???と問われたら困惑するのと似てるかな。
顔が橋本環奈なら、東大入試数学で満点が取れるなら、そりゃあ素晴らしいけれど、別にそうじゃなくてもいいかな。確かに足りないところはあるけれど、コンプレックスを抱く必要はないな。私の容姿に対する感情はそんな感じです。
Big Love…