サンタクロースがやってくる(上野に)
クリスマスが近づいてきたのでおもちゃ屋に行った。
銀座の博品館と迷ったんだけど、職場に近いからという理由で上野のヤマシロヤに行くことにした。
一階は今アツいキャラクターのポップアップショップみたいになっていて、インターネットの覇者・ちいかわのグッズが大量に展開されていた。
4歳児の希望はアイロンでプレスして作るいわゆるパーラービーズのキットだったんだけど、ちまちましたビーズを並べる地味な作業+最後の仕上げは熱々のアイロンだから絶対に4歳児は手を出せないという微妙な要素が重なり、どうも不安が残るチョイスだった。とはいえ、おぼつかない平仮名でサンタさんに手紙まで書いていたので4歳児の希望を無視するのも気が引ける。
自分が幼児だった頃を思い出すと、クリスマスって必ずしも希望通りのプレゼントが貰えなかった気がする。リカちゃん人形をサンタさんにお願いしたのに、なぜかバービー人形をプレゼントされた記憶がある。どっちも同じような着せ替え人形なんだけれど、顔の造形がリカちゃんのほうが好みだった。なんでバービーにしたん？と大人になってから親に訊いたら、リカちゃんが好きじゃないからというまさかの答えが返ってきた。100%私情じゃん。
ヤマシロヤで散々悩んだ挙句、パーラービーズに加えてアクアビーズも買ってしまった。
作業の要領はアイロンビーズと似ているものの、アクアビーズは水でくっつくからかなり安全だ。水を垂らす作業なら4歳児でもこなせるだろう。幼児ウケが良さそうな、ケーキやアイスを作れるビーズのセットを選んだ。
年末年始の10連休、私と夫が交代で子どもの相手をすることになるのだが、近所のショッピングセンターや公園を行き来しているだけだとすぐにネタ切れを起こす。おもちゃを買うのはもはや子どものためというより親のためだったりする。一緒に遊べるビーズ遊びはかなり時間が潰せるんじゃないかなと勝手に強い期待を寄せているが果たして…。
インターネットで調べてみると(友達がいないのでなんでもすぐにインターネットで調べる)、パーラービーズにもアクアビーズにもそれぞれデメリットがあるようだった。どっちが4歳児にウケたか、クリスマスを過ぎたらまた書くかもしれない。
クリスマスプレゼントを無事に購入した後ボードゲーム売り場をうろうろしていたら、懐かしいゲームを見つけたので買ってしまった。
行と列にそれぞれ色と数の指定があり、指示通りに4色のピースを並べていくだけのシンプルなゲームだ。
これに似たゲームが実家にあり、ずっと遊んでいた記憶がある。シンプルなルールで長時間1人で遊べて良かったんだよなあ…と思い出したところで、幼少期からひとりでばかり遊ぶ陰気な子どもだったんだなという自覚を新たにする羽目になった。三つ子の魂百まで。
ヤマシロヤはボードゲームの品揃えがあまり豊富ではなく、不完全燃焼感があったので上野の街をぶらぶら歩いた。近くにヨドバシカメラがあったので入店。2階がおもちゃ売り場になっていた。
アクアビーズやパーラービーズ、シルバニアファミリーにポケモンと入り口付近はヤマシロヤと似たラインナップだったのだが、ヨドバシカメラはとにかくボードゲームの品揃えが良かった！多分100種類以上はあったんじゃないかな？
私はごっこ遊びが苦手だ。自分が自分のまま、何かになりきるのが苦手である。ぬいぐるみを代理にして遊ぶのは好きなんだけれど、ママはお母さん役をやってね、とか、プリキュア役をやってね、とか言われるとかなりぎこちなくなってしまう。キャラクターをうまく自分自身に憑依させることができない。なんでだろうなあ。仕事してる最中は医者の人格を憑依させているのだけれど、子ども相手になるとなぜか妙な気恥ずかしさを感じてしまう。
話が逸れてしまった。そんなわけで、なるべくごっこ遊びではなく他の遊びに誘導したいのだが、これがなかなか難しい。絵本は数冊読むとこちらがギブアップし、ジグソーパズルは何度かやると飽き、学習ドリルは30分くらいが集中力の限界だ。外に出れば時間は潰せるが、体力勝負で大幅な差をつけられているためこっちが悲鳴をあげる羽目になる。
そこで、ボードゲームである。4歳でもできるボードゲームはそう多くないのだけれど、制限のある中でプレイできそうなものを選ぶのもなかなか楽しい。最近買って4歳児に好評だったやつを貼っておきます。この2つはほぼ毎日寝る前にプレイしている気がする。
本当はもっとゲーム性の高い、ごきぶりポーカーとかコヨーテとかをプレイしたい。夫と二人で遊んでも良いんだろうけど、こういうゲームは３人以上でやった方が絶対に面白い。もう数年経てば多分プレイできるようになるはず…。親となんか遊んでくれなくなるのはあっという間だろうから、それまでの短い間、いろんなボードゲームを試したい。
Big Love…