見出し画像

4歳 揺れ動く心

4歳のお子さんの接し方に悩む質問も意外と多いのです。

「友達が遊んでくれない」というのですが大丈夫ですか?
なんだか、最近イライラしがちなのですが…?

・・・等。

保育園でよく観察してみると、
友達が遊んでいる横をウロウロ歩いているだけで「入れて」とは言っていない。
そのようなことが多々あります。

その発達の背景をご紹介します。


揺れ動く心

4歳一歩手前の3歳児健診では小さい丸と大きい丸が並んでいて
「どっちが大きい?」と質問します。

“比べる力”の獲得を確認します。

3歳は目に見えるものの比較ですが、4歳になると一歩前に進みます。

“見えないものの比較概念”
が芽生え始めます。

「嫌って言われるかな?」
「今、一緒に遊んでいる○ちゃんと私、どっちに貸してくれるかな?」
相手の気持ちを憶測するようになります。

3歳の頃までは “私も!”と、言えていた心は “見えないもの” の気持ちを感じたり
比べたりすることを覚え、迷うようになります。

この、成長の過渡期を

『揺れ動く心』

と呼びます。

友だちとの関係で揺れ動く心を落ち着かせるために、安心できるご家庭でイライラをぶつけることもあります。

実は、しあわせお母さんプロジェクトのきっかけになったDMでのご相談が4歳のお子さんの出来事だったのです。

詳しくは以下をお読みください。

対応は・・・?


お手伝いをオススメします。

遊んであげる、構ってあげることも有効ではありますが、忙しい時に「今日ムリ〜」となりがちです。

・折り紙が得意→洗濯たたみ
・工作が得意→お料理
・体を動かす事が好き→荷物運び等

「忙しいから手伝ってくれると助かる」
「ありがとう!」

そして夕食の際などに家族に対して

「今日のトマトは娘ちゃんが切りました!」
「今日のお風呂は娘ちゃんが入れました!誰から入りますか?」

など発表します。

ほめるより『発表』

家族の中で役割を果たしているという、社会的承認をします。

「ジブンガ!」の主張時代から
「みんなの中のジブン」

それも役立つ優秀な自分に憧れを抱いているこれが4歳の内なる発達要求です。

目に見えない理想に向かい
大きく揺れ動く
似たような事が思春期にも起こります

思春期よりはわかりやすい。

今のうちにコツを掴んでおくといいかもしれません😊


(参照元)https://twitter.com/HappyMamaPJ/status/1320483478337548290

私たちはいつでもここで待っています。 何かあったらぜひ頼ってください。 この「しあわせお母さんプロジェクト」の活動を継続するために、 皆さんのご支援をお願いします。