見出し画像

人前で!大きな声で!・・・どうしよう・・・

2歳後半から3歳ごろのお子さんに多い質問です。

人前で大きな声で、思ったことを何でも言ってしまう。とても気まずいです…。

まず、発達の理解です。
1歳半ごろから、言葉を獲得し
2歳半から4歳を迎えるころまでに、急激に言葉数が増えていきます。

3歳の特徴は「目に見えるものの言語化」です。

ですから、目に見えたものをなんでも言葉にして確かめます。
(外言語)

4歳を過ぎてくると、獲得した言葉を声に出さずに内なる発話=思考・概念として区別化されてきます。
(内言語)

息子が小さいころ、大きな丸いサングラスが流行りました。

少しぽっちゃりした方が路上にしゃがみこんで携帯を片手に待ち合わせをしている様子でした。

目線はちょうど息子の背丈
「ねーお母さん!あの人パンダみたい!」
息子の指さす方向を見ると、“確かに!(笑)”と思ったのですが、「シー!」と慌てて手を引いてその場を去った思い出があります。

夫が息子を連れて、銭湯に行くと、背中に総入れ墨の方がいて…(下町は、入れ墨・タトゥー禁止ルールはあってないようなもの)

「ねーお父さん!あのおじさん背中にいっぱいお絵かきしてる!すごいね!」

オイオイオイ…銭湯なのに寒気がする(笑)

息子が大きくなってしまえば、今でも家族中で笑えるいい思い出です。

先日買い物先のエレベーターで、ベビーカーの小さな子が泣いていて、ちょっと大きな他の家庭の子が「泣いていてうるさいね!」と大きな声で言いました。

横にいたお父さんは、「そうだね!娘ちゃんと一緒だね。みんな泣くときは大きな声だね」

と小さな声で娘に語り掛けていました。

そんなこと言わないの!と否定するだけでなく、「そうだね。」と小さな声で受け止めながら、その場を離れるという対応だけで十分な気がします。

相手の方が、すごく不愉快になるような様子でしたら、「失礼しました」とご挨拶だけして。

4歳過ぎて、思考が深まる頃には、少なくなってきます。
そのころになってから、
「そういうことは小さい声で教えて」
など、声の大きさの調整を伝えていくのもいいと思います。


ヘルプマークができ始めたころ、娘と電車に乗りました。

「お母さん、あの人がつけているマーク何だろう?」
カバンについているマークは、子どもの目線のほうが気づきやすい。

恥ずかしながら、当時はヘルプマークを始めてみたので、その方が優しそうだったこともあり、

「失礼ですが、そのマークの意味を教えてください」
と声をかけてみました。

そのご婦人は、丁寧に娘に教えてくれました。
私たちの会話を聞いて、席を譲ってくださる方がいました。

子どもの気づきが、いいことに働く場合もあります。

相手を傷つける目的でない場合、表現の自由が子どもにもあります。

年齢によって、どのようにその言葉を受け止めていくか?
心の準備をしておくといいのかな?と思います。

ドキッとしたり、ヒヤッとしたりすることもありますが、それだけ外の世界に興味を持ち、外の世界を適切に把握し、表現できるようになってきている、成長の証しでもあります。

様々なドッキリを聞きますが、今のところは夫の銭湯でのエピソードが一番怖かったなと思います(笑)

今だけの期間限定。
むしろ楽しんでみてはいかがでしょうか?


(参照元)
https://twitter.com/HappyMamaPJ/status/1295266506456969217

私たちはいつでもここで待っています。 何かあったらぜひ頼ってください。 この「しあわせお母さんプロジェクト」の活動を継続するために、 皆さんのご支援をお願いします。