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ニヤニヤしながらいたずらをする これは注意獲得行動


注意獲得行動


2歳半を過ぎてくると、いたずらなどをして、お母さんの気を引こうとする姿が多くなります。

これを『注意獲得行動』と呼びます。

1歳半ごろの探索活動期
“行ってみたい”“触ってみたい”
自分の興味だけを追いかけていた時代を超えると、

身近な大人の反応に興味や関心が広がってきます。社会性の芽生えです。

自分のことを見てほしい。
他者から見た自分の存在を探る『感覚』が芽生えてきます。

いたずらをしたり、困らせる行動をしたりすると、“叱る”という形で自分に注目してくれることを、何かをきっかけに学びます。

だから、自分を見てほしいときは、いたずらをする。そんな方程式が子どもの心理の中に定着します。

大概の事例は“叱ってもニヤニヤして響いていない。だから余計に“イライラ”

言うこと聞かないから、無理に抱き上げる。泣いてのけぞる。
そんな反応にうんざり…

とそんなお母さんたちの気持ちが書かれています。

子どもにとっては、お母さんに見てもらいたいという要求を叶えて満足しているのです。

叱っている内容はほとんど届いていない。届いているのは、「あなたを気にしているよ」というメッセージなのです。


どんなふうに対応をする?


さて対応です。
『注意獲得行動』かな?と思えた方はお試しください。

☆お願い!手伝って!作戦と
☆助かった!ありがとう!作戦です。

小さなエコバックをもって一緒にお買い物
お願い、これは持ってくれる?
助かった!ありがとう!
食事のお箸を並べてもらう
ミニトマトなど簡単なものをお皿に分けてもらう
お願い、手伝って!
助かった!ありがとう!

生活の中の、様々な場面で、小さなことを積極的に役割分担していきます。

注目されたい気持ちが、満たされますし、
慣れてくれば、お母さんも本当に助かることが多くなる。

生活の中で、人の役に立つ喜びを知り、プラスのことに力を発揮しようという興味がどんどん広がっていきます。

『注意獲得行動』は甘えの表現なのです。
しかし、あかちゃんの時のような依存的な甘えではない。

「こうしたらこうなる」という因果関係をとらえる思考力の高まりが背景になるのです。

親としては、迷惑行為のような姿でも
子どもにとっては、発達の積極的な意味を持っています。
自立心を高めるチャンスなのです。

やりなさい!と指示するより
子どもの力を信じて関わるとうまくいきます。

お願い!助けて!作戦で
積極的にたくさん注目する。

ありがとう!助かった!
大切な存在として感謝することで、存在価値を承認する。

子どもの気持ちはとても安定し、自信に満ち溢れていきます。

叱ってばっかり…
そんな関りが気になる方

1日に1回でも
お願い助けて!&ありがとう!をお試しください。

叱り方については
こちらをご参考にしてくださると嬉しいです。

(参考元)
https://twitter.com/happymamapj/status/1310055681559470080?s=21


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