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けんかの対応

子育ては十人十色…
ケンカは十人十色と十人十色のかけ合わせ。
その時々でどのように対応したらいいか迷うものです。

対応の原則をイメージしておくと、心にゆとりが生まれます。

2語文程度が話せるようになってからは、お子さん自身が自分の気持ちを相手に伝えていくサポートに回ることが大切です。


けんか対応の原則①


子どものけんかは中に入らない。

きょうだい喧嘩や明らかに力の差がある場合に、中に入りたくなります。
そして
「弱い側を守るために強いほうを叱る」
そんな対応が多くないでしょうか?

その場しのぎとして、事を鎮めるには一定の効果がありますが、
“子どもの成長”という長期的な視点で見た時には、あまり積み重なっていかない。
つまり、同じことが繰り返されやすくなります。

「中には入らない」=「放っておけ」と言っているのではありません。

「中には入らずに、後ろにつく」そんなイメージです。

例えば
優しいお兄ちゃんに、イヤイヤ期全開の妹
(我が屋の懐かしき時代😊)

自分が!自分で!自分の!と泣いてひっくり返り、ときに感情任せに兄を叩く。
兄は妹のほうが小さいと、べそをかきながら…困惑…

そんな時に、中に入ると
妹ちゃん!お兄ちゃんが○○しているでしょ!取っちゃダメなのよ。
となりますが、

後ろにつく場合は
お兄ちゃんの後ろからそっと
「とられちゃっていいの?」
「嫌だ」
「そうだよね…取らないで!って怒ってもいいかもしれないね…」
「…」少し考えた末、兄自身が
「妹!取るな~!」
と言えるようにサポートする。

妹ちゃんが泣いたとする。
その後ろについて、
「お兄ちゃんに怒られちゃったね…優しいお兄ちゃんが怒るんだから、よっぽど取られたくなかったんだよ。お母さんとかわりに何か探そうか?」
とサポートする。

例えば近所の友達
我が子がいつも何かを取られてしまう。
よその家のお子さんを叱るのは…と思い、我が子に「貸してあげて」とつい言ってしまう。
これは“中に入る”
「今、使っているから待っていてね」と変わりに言ってしまう。
これも“中に入る”

我が子の後ろにそっとついて
「どう?貸してあげる?」
「嫌だ!」
「“待っていてね”って言ってもいいんだよ。」と“嫌”だけではない言い方を伝えてみる。

お子さんが言えたら、
その後の友だちの反応を見る。

貸してもらえなくてシュンとするようなら、
後ろについて
「大丈夫😊まっていてね。」と伝えてみる。

“中に入って、代弁する”のではなく
“子どもの気持ちを聞いて、後ろにつき、子ども自身が気持ちを表現する”ようにサポートする。
これが一つ目の原則です。


けんか対応の原則②


大人の目から見て、理不尽な結果であっても、本人があきらめたなら終了。

後ろについて、サポートしても、本人があきらめてしまう場合があります。

その結果が、大人の目から見て理不尽だったとしても、介入しない。

“子どものけんかに口出すな!”と昔はよく言われてきたのが、こちらです。

子どもが生きていく人生の中には、
理不尽なことは山のように起こります。
子どもたちはケンカを通じて、
“理不尽さを受け流していく柔軟性”も学んでいます。

理不尽な結果に終わってしまったときには
「嫌だった気持ちわかるな~」
と理不尽さへの共感をして、孤独感を感じないように寄り添う。
それだけで心は強くなっていけるものです。

「次は、嫌だって言ってみてもいいかもしれないね。」

未来へ向かって
心のチャレンジの種をまく。

ケンカは、子どものコミュニケーション能力、対応能力を高める最大の「実践的教材」です。

“中に入らない”“理不尽な結果も受容”
この二つの原則で、お子さんの心をたくましく育みませんか?

子育ては長距離目標です😊

(参考元)
https://twitter.com/happymamapj/status/1320382936231804928?s=21


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