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食べムラへの対応、どうしたらいい?

2歳前後は食べムラで悩むお母さんが多いです。

自己決定への要求が高まる
通称“イヤイヤ期”

大人の目から見たら“イヤイヤ”なだけで
子どもの心の発達から捉えたら

“自分で決めたい期”

です。

与えられたものを、与えられるまま食べていた時代から

自分で決めて食べたいという心が育ってきます。

食べたいものだけに偏ったり
今は食べたくないと言ってみたり

食のムラの背景です。


1 )食事は時間を決める


何時に食べるという時間もなるべくなら固定のほうがいいです。

もう一つ、食べ始めてから20分くらいで切り上げること。

食べ始めると胃袋が動き出します。
胃袋に初めの物が入ってから20分後くらいに脳の満腹中枢が刺激され、食欲が低下します。

自分で決めたい、
自分でやりたい…な

子ども自身が試行錯誤しているうちに満腹中枢が働きだしてしまうと、その食事は
“もういらない”
となってしまいます。

20分経ったら
「もう時間だからおしまいにしようか?」
と、普通に切り上げてしまえばいいのです。

食べる量を気にして、好むものばかりを与えれば、それが好き嫌いをつくってしまいます。

バランスよく準備し、食べなければおしまい。

残すことを想定しながら
親の分を少なくしておき
残したものを「あーおいしい!」とお子さんの前で食べてしまえばいいのです。

その後お腹がすいてちょっとぐずるかもしれませんが、決まった時間以外に「かわいそう」と思っておやつはあげないこと。

そもそも『食欲』の源は『空腹』です。

残すと決めたのは
“自分で決めたい期”の
お子さん自身です。

「そうだね~お昼ご飯を残したからお腹すいたね。夕飯はいっぱい食べようね!」

『空腹』を認識するように言葉を添え
『食欲』につながるように言葉を添えます。


2 )ゴールはその1食ではない

1食でしっかり食べたか食べないかを考えると、
食べないことに焦りを感じ、
一生懸命食べさせようとし、
イライラしたり、
好きなものだけを与えてしまったり、
ごはんを食べなかったから、
そのあとお菓子…

のように負のスパイラルにはまってしまいます。

中間ゴールは
3歳半くらいを目指します。

そこまでは、『空腹』と『食欲』のメリハリをしっかりつけ、時間を決める作戦で気長に成長を待ちます。

3歳半前後になると、子どもには“憧れ”が芽生えてきます。

速く走れるようになりたい。
パパみたいに強くなりたい。
ママみたいにきれいになりたい。
(ちなみにこの頃までは、自分のママがこの世で一番かわいいと思っています)

食は身体をつくっていきます。
大きくなるには食べることが大切です。

憧れに自分に向かって、食べることに子ども自身の目標が持てるようになってきます。

5歳頃になると
風邪をひきにくくなる
→ビタミンや食物繊維)

力になる(エネルギー)
→炭水化物

体をつくる
→タンパク質、カルシウム

など、栄養素などの大まかな話にも興味を持てるようになってきます。

急がば回れ
食べよ!食べよ!と急くよりも

大きくなりた気持ちや憧れ
自分はすごいんだ!という自尊心
遊びの中で、“ってみよう!”と思える挑戦心
沢山身体を動かして遊ぶこと

“自分で決めたい期(イヤイヤ期)”には、
そのような土台をしっかりと育んでおくことに目を向けてみませんか?

子育ては『長距離目標』です。

慌てず、焦らず、コツコツと😊


(参照元)
https://twitter.com/HappyMamaPJ/status/1310015844336824320

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