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手掴み食べ

手掴み食べを発達の面から。 

0歳の発達の中で大切なのは 『感覚』です。 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 五感を使った心地よい体験が、脳の発達の刺激になり、健やかな成長を促します。
この五感をすべて同時に使うのが、【食事】です。 手づかみたべは、五感を豊かに働かせるという意味で、大切な成長の過程です。

ご家庭では、汚れることが嫌なので食べさせてしまうことが多いかもしれません。お母さんの負担を考えたら、“許容の範囲”で大丈夫です。
遊びの中で、握って楽しいものや、口に入れて大丈夫なものなどで感覚の刺激を補うことはできます。


手づかみは早い子で8か月頃から盛んになります。
1歳半くらいまでは手づかみのほうが自分で食べる喜びを感じやすいです。 スプーンやフォークには、“興味を持ち、慣れる”というイメージです。
スプーン、フォークなどを上手に使えるようになるのは、2歳を超えてからでも焦る必要はありません。(もちろん早くに上手になるお子さんもいますが…) 

このような見通しで考えると、11か月ではまだまだこれからですので焦らなくても大丈夫です。


上手に一口を噛み切れるようになっているなら、ジャガイモ、人参、大根、ブロッコリーなど、スティック状にしたものを、だし汁で軟らかく煮て、少し平たいお皿にとりやすいように並べてあげると、 目で見ても分かちやすく、掴んでみようとします。 細かく刻んだものより、汚れにくいのでお母さんが見守りやすいです。


他にも、食パンをスティック状にしたり、 ごはんをラップで一口大のおにぎりにしたり、掴みやすそうな形にしてみるといいかと思います。 離乳食は細かい刻みからはじまりますが、 手指の発達は、大きいものを掴めるようになってから、小さいものをつまめるようになってきます。


手指の発達を促すためには、指をしっかり開いたハイハイをたくさんすることをお勧めします。
(段ボールのトンネルくぐりなど) また、体をたくさん動かして、おなかがすくような生活のリズムを整えることも、食べる意欲につながります。


おにぎりと、煮野菜スティック 小さいうちは、あれこれあれこれ工夫して作るよりも、繰り返し、繰り返し同じようなものが出てくるほうが、安心して食べることができます。
作るものは、シンプルに、簡単に としておいたほうが、食べさせさせるときに、 「せっかく作ったのに!」という大人の余計な気持ちが入りにくく、精神的に楽になりますよ。


3歳くらいまでを見通して、焦らず、ゆったりと「おいしいね(^^)」と心を通わせることを楽しんでいただけたら素敵だなと思います。
色々試してみてくださいね☺

(参照元) https://bit.ly/3mDqu99

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