見出し画像

親知らずを手術で抜いた話 episode1

ことの始まりは今年の春。
ずっとやりたかった歯列矯正を、本当に今年から絶対に始めようと思い立ったことだった。まだマスク生活もしばらくは続くだろうということもあって、今がチャンスではないかと。
その前に気がかりな歯があって、その治療がうまく進まず難航していて
歯科医院を4箇所も転々とした。
4箇所目でやっと原因を追求することができ、一旦治療は終了となった。

その時に医師に矯正する予定があることを伝えると
下の親知らずが埋もれていることを指摘される。
5月にインビザラインの相談をしたときは、抜かなくてもいいのではないかと言われたけど、もしワイヤー矯正にするならば親知らずは抜いた方がベストだと。
顎関節症の治療で総合病院の口腔外科に通っていたこともあったので、相談してみることに。
そこでわかったのは、3Dレントゲンで見た感じ、嚢胞のような影が見えるとのことで、手術して抜歯したほうがいい、将来的に悪さをする可能性があるということだった。
そしてあれよあれよという間に、手術が決定。
心の準備ができていなかった私は、術日を即決できず、一旦持ち帰る。
というのも、全身麻酔をしての手術が必要だといわれたからだ。


全身麻酔?それ本当に?怖い怖い怖い
目が覚めなかったらどうしよう。
先生に全身麻酔しなくて抜くにはどうしたらいいか?半泣きで尋ねた。

そうして10月の下旬に手術することを決めた。

その間にも、右上のすっかり生えてしまった小さな親知らずも抜歯。
小指の爪より小さいそいつは、ものの30秒で抜けた気がした(体感)。
すごく小さな親知らずだったので、1週間後には歯茎も再生してすっかり穴はなくなっていた。
なんてイージーなのか!
下の親知らずも手術などせずに抜けたらよかった…

10月の上旬になり、術前検査を受ける。
採血、肺活量、心電図、胸部のレントゲン。
肺の検査でつまずき、先生に「喘息だったりする?」とまで聞かれた。
いえ、めちゃくちゃ頑張ったけど全然息が吐けなかったっす。
そんな感じでも、異常なわけではないらしい。

手術日が近づくにつれ、ナーバスになる私。
全身麻酔が怖い理由の一つに、麻酔から覚めた後に起こる吐き気。
友人もこれに苦しんだと聞いたし、何しろ私は嘔吐恐怖症。
そればかりが頭を巡って、憂鬱でしかなかった。

しかし、手術日の6日前に事件は起きた。

episode2に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?