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【永遠の賃貸と持ち家論争】

終わることのない賃貸と持ち家論争。
持ち家は資産ではなく負債だ!いや資産だ!とか居住地を移しにくいから賃貸だとか様々ありますが、
賃貸住宅は、住宅需要が高まる中で人々に選択肢を提供しています。
まずは賃貸に住むメリットとデメリットについて詳しく見てみましょう。

①賃貸住宅の場合
メリット:

  1. 柔軟性と移動の容易性: 賃貸住宅では、契約期間終了時に比較的容易に引っ越しができます。仕事の都合や生活の変化に合わせて柔軟に住居を変更できるため、ライフスタイルの変動が頻繁な人にとってはとても便利です。

  2. 初期コストが低い: 賃貸住宅では、住宅ローンや固定資産税などの初期費用、毎年の家賃以外のコストがかからないため、住むまでのハードルが低いです。これにより、比較的簡単に住居を確保できるでしょう。

  3. メンテナンスの手間が少ない: 賃貸住宅では、一般的には大家や不動産管理会社がメンテナンスや修理に責任を持ち費用を負担します。自分で住宅の管理にかかる手間や費用が少ないため、生活を圧迫しにくいです。

  4. 施設やサービスの利用: 賃貸住宅は、アパートやマンションなど共同住宅形態が多いため、共有の施設やサービスを利用できます。例えば、ロビーやプールやジム、共用ラウンジなどがあり、これらの設備を手軽に享受できる物件もあります。最近ではリモートワークができる共用スペースを備えた物件野あります。

デメリット:

  1. 資産の形成が難しい: 賃貸住宅では、毎月の家賃を支払うことで住んでいるものの、その分資産を形成することが難しいです。住んでいるだけでは資産が蓄積されないため、将来の安定を考えると少し不安が残ります。

  2. 家の改装やカスタマイズが限定される: 賃貸住宅では、大家の許可を得ないと家の改装やカスタマイズが難しい場合があります。自分の好みやライフスタイルに合わせて住まいを変更することができないため、自由度が制約されることが多いです。

  3. 家賃の上昇リスク: 賃貸市場は需要と供給によって影響を受けます。人気のあるエリアや需要が高まると、家賃が上昇するリスクがあります。これにより、月々の家賃が予算オーバーになる可能性があります。

  4. 長期的な安定性の不足: 賃貸住宅は契約期間が設けられているため、将来的な住居の安定性としては少し不足しています。一方で、持ち家を所有することで、長期的な住宅安定性を確保できる可能性があります。


②持ち家の場合


持ち家を所有することは、安定感や投資の観点から魅力的ですが、それにはいくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット:

  1. 資産の形成と投資: 持ち家を所有することで、不動産資産を構築しやすくなります。不動産は一般的に価値が上昇する傾向があり、将来的な売却や資産遺産としての活用が期待できます。もちろん場所によります。

  2. 自由な改装やカスタマイズ: もちろん持ち家では、大家や賃貸契約に縛られず、自分の好みに合わせて改装やカスタマイズができます。住環境を自由にデザインできるため、生活の満足度が高まります。

  3. 住宅ローン控除: 現在、住宅ローンに関する税制優遇があり、住宅ローンの残高金額により税金が控除されることがあります。これにより、還付金を得られるメリットがあります。

  4. 安定的な住居: 持ち家を所有することで、長期的な住居の安定感が得られます。引越しの必要がなく、地域社会に根ざした生活が築けるため、安心感があります。

デメリット:

  1. 初期費用と維持費用: 持ち家を購入するには多額の初期費用がかかります。住宅ローンや固定資産税、メンテナンス費用など、所有には継続的な負担が伴います。

  2. 柔軟性の低下: 持ち家を所有すると、引っ越しや生活の変化が難しくなります。住んでいる場所に拘束されるため、仕事や家族の状況に合わせて柔軟に対応することが難しくなります。

    1. 市場変動の影響: 不動産市場は時折変動し、価値が上下することがあります。所有する不動産の価値が減少した場合、売却時に損失を被る可能性があります。市場の変動に敏感であることを考慮する必要があります。

    2. 負担のリスク: 持ち家を所有することで、住宅ローンの返済や維持費用など、継続的な負担が生じます。経済的な不安定感や急激なライフスタイルの変化に対応するための備えが必要です。

【まとめ】

賃貸に住むことと持ち家を所有することにはそれぞれメリットとデメリットがあります。賃貸住宅は柔軟性があり、初期コストが低い反面、資産形成が難しく、将来の安定性が不足しています。一方で、持ち家は資産の形成や自由な改装が可能で、安定感がありますが、初期費用や維持費用がかさむ上に柔軟性が低いといった課題もあります。

選択する際には、生活の優先順位や将来の計画、経済的な状況を考慮することが重要です。ライフスタイルや価値観に合った住まいを選ぶことで、より満足度の高い生活を築くことができるでしょう。最終的な選択は個々の状況や目標によって異なりますが、将来を見据えた計画を立てることが大切です。


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余談ですが筆者は持ち家派です。
他人の資産形成に自分のお金が当てられていると思うと腹立たしくなるひねくれ者だからです。
大家業を営んでいる方は同じような考え方の方が一定数いらっしゃるそうです。


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