2020年の絵とわたし
年が明け、1月もそろそろ終わりますが、あけましておめでとうございます。今年最初の記事ですので、この挨拶からはじめさせていただきます。
さて、今回の記事ですが、ゲームの記事ではありません。もうひとつの趣味である“絵"について書いていきたいと思います。
トップ画でお気付きになる方もいるかと思いますが、オリジナルではなく二次創作です。ファンアートになりますので、苦手な方は閲覧をお控えください。
自身のイラスト比較や練習方法など去年1年間を追いながらまとめていきたいと思っています。
1年前と1年後のイラスト
上の画像は2020年1月に描いた絵(BUSTAFELLOWS/ヘルベチカ)と今月描いた絵(FGO/千子村正)です。
どうでしょうか?個人的には成長が見られると思います。
まず、2020年1月に描いたものについて。2019年はあまり絵を描かなかったので、描く力が退化(ここでの退化は頭や指が思うように動かないなど絵を描く行為や思考についてです)していたなと思います。それでも身体を描こうと頑張り、完成を急いで手を隠してしまったのを覚えています。この頃まではおもに、顔のアップをたくさん描いていました。そのため服のシワや塗りが全く分からず影らしい影が入れられていません。また、身体や完成に気がいってしまい、いちばん描いてきた顔もこれ以前に描いたものと比べて質素です。描き慣れないメガネに泣かされた記憶があります。
今年描いたものは、全体の印象を意識しつつ顔や身体の描き込みをし、背景も追加しました。筋肉ですが、今まで避けていたためここまで描いたのは初めてのことでした。布面積の少ない衣装だったのでどうしても避けては通れないと描きはじめ、楽しくも苦しくもありました。描いてみてはじめてこういう筋肉がすき!という認識が、だからこそこだわりがあって描くのを避けていたんだなという認識に変化しました。
同じキャラクターでリメイクした方が分かりやすいので、絵を描く事が習慣化したと思ったタイミングで描き直したものがこちらになります。成長の実感を得やすいのでおすすめです。顔の力の入りようがまるで違うのが分かります。beforeが手を抜いていたわけではなく、先述した通り当時の能力です。その他にも服の立体感や髪のツヤなどいくつも成長が見られて楽しい1枚が仕上がりました。
去年は、絵を描き始めてから最も作品を発表できた年になりました。描くことだけでなく、学ぶことも忘れてはいません。重要視したのは描く為の姿勢や準備についてで、そこを重点的に見直していきました。
上半期は描く能力が退化していることに1月の時点でショックを受けていたのでまずは描き慣れようと目標を決め、リクエストイラストなどを描きました。自分が普段描かないキャラだと絶対に資料をよく見るのでその点が良い練習になります。
描き慣れてくると、自然と色んなものが描きたくなっていきました。私はあまりカップリング絵は描かなかったんですが、描きたくなったので描くようになりました。徐々に描く回数が増え、12月には4コマ漫画も描いています。
下半期になってくると、心の奥底にあった硬い氷のようなものが溶けてきたのだと思います。無意識にかかっていたブレーキが外れ、心が軽くなりました。今までは無意識的にうまく描けないからカプ絵はまだ描かないなどの気持ちがあったんだと思います。
描くことも筋トレと最近よく目にしますが、まさにそれ。毎日続けることで描くことへの抵抗がなくなったんでしょう。挑戦することのハードルが下がり、心のままにペンを持てるようになってきました。
上達のために何か練習はしたか?
練習はしていませんが、しています。なにを言っているんだ?と思われるかもしれないので今から説明します。
練習というと、デッサンやクロッキーなど特定の方法について問われている事が多いように感じます。ですので、それに対して練習はしていませんという答えになります。
では、どのような練習をしたか。それは作品作りそのものです。毎回あげている絵そのものが練習であり本番です。完成させては課題を見つけ、次はその部分に注意して完成させる。この繰り返し。
昔はデッサンやクロッキー、身体の構造など練習することがいっぱいだなと思っていました。実際にやったこともありますが、これがまあ続かない。まっっったく楽しくないんですもん。飽きます。楽しくないのに上手くなりたいからやらなきゃいけない気持ちはあって、惰性でやる……そうして何も作品はあげられないになってしまうのでやめました。
私が学んでいるものを紹介
自分を信じてがむしゃらに頑張っているわけでもありません。今はネットにいくらでも絵の描き方が溢れていて、YouTubeでは動画が見られます。私がやっていることは自分の知恵ではなく、先人の知恵です。検索すれば検索するだけ情報は溢れているので、なにが自分に合う方法かを選択していく必要はあります。ここでは私が参考にしている方を紹介していきたいと思います。(勧誘などの目的は一切なく、あくまで私自身にどういう変化があったか、なぜ選んだかを綴りたいための紹介です。私語り!)
・アニメ私塾 さん
アニメーターの室井康雄さんが運営されています。
このTwitterアカウントに出会って絵を描く楽しさを再確認できました。上手くなりたいと凝り固まった思考がスッとほぐれ、自分を受け入れることが出来る様になっていったからです。先述した通り、私もデッサンなどの練習を無理にしなきゃと思っていた時期があったんですが、このアニメ私塾さんに出会ってもっと楽しんでいい、無理してやることは逆に遠回りになりうることに気付かされました。これまでパーツの描き方ばかりに囚われていたことにも気付いて、もっと全体を見ることの大切さを知り、描く姿勢の変化も与えてくれました。
・さいとうなおき さん
イラストレーターさんです。
2020年はさいとうなおきさんのYouTubeをたくさん拝見し、勉強させていただきました。動画なので家事などしながら耳で聞くこともでき、10分〜15分程度で見られるものもあるのでまとまった時間がなくても見やすかったです。
冒頭では強い言葉などをお使いになりますが、そこは掴みでありすぐにご自身の失敗談というフォローをいれ丁寧に解説してくれています。効率よく絵が上達方法などを紹介してくれているものをよく見ています。手間を減らすコツ、手間が増える理由などです。絵を描き始めたのも遅い方なのでいかに効率アップできるかを私は重要視しています。
全ての動画を参考にするわけではなく、今の自分に合った練習方法を選ぶことが大切ということをご本人も動画で仰られていて、私自身も自分にあったものを自分のペースで取り入れています。
他にもたくさんネットで検索したりしますが、自分に影響が大きかった、よく参考にさせていただいているのはこのお二方になります。いくつか見ていくと、共通していることなどが次第に出てきます。そこが大切でそれを見つけるためには色んな意見を見るのも必要でした。たくさんの方が試行錯誤し、たくさんのノウハウを教えてくれる時代。そこから自分が聞きやすい、見やすい媒体は何かを選択して、いいなと思うものを見つけられてよかったです。
ほかにもメイキング動画を漁って、好きな方はどんな描き方をしているだろう?と描かれている絵だけでなくペンや設定など一時停止したりスローにしたり説明がない部分から見て考えることもしています。また、新たな学びがあった後に見ると前回分からなかった部分なども分かったりすることも多いので過去に見た、学んだものを見返すこともあります。
まとめ
資料を見て、その都度考えて、描く。何故?を繰り返してことが上達には大事だと、改めて再確認することが出来ました。分かっていてもやらないことってたくさんあるので初心を忘れずに精進していきたいです。
でも、なにも考えないで描きたい時は描いていいし、楽しみたいものは楽しんでもちろんいい。こんな記事を書いてると頑張っているみたいですが、楽しむために私は描いてます。もちろん上手くはなりたいです。ですが、その心に押しつぶされてしまって、描くことを辞めてしまいたくはありません。(やめる選択が悪いなどの話ではない)こうして、学んではいますが、無理はしていません。自分が楽しめる方法しかとっていません。今やりたくないことも楽しめる日がくるかもしれない。そうなったらやればいいかなと思っています。
これを読んで楽しもうと思う方も甘いと思う方もそれぞれいらっしゃると思います。それは目的や設定しているレベルが違うからで、良し悪しはありません。どの目標やレベルもあっていい。この記事は自分語りに他ならず、なにかを肯定否定するようなものではありません。楽しく描いていきたい自分の祈りでもあります。
ここまで閲覧いただき、ありがとうございました。絵に関する記事の更新は多くないですが、また何かあれば更新したいと思います!今月の更新はこれで終了です。それでは、また来月。
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