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カール・マルクス 著『資本論 』(34)  読書メモ

第三篇 絶対的剰余価値の生産
  第九章 剰余価値の率と剰余価値の量
これ までと 同様 に、 この 章 において も、 労働力の価値は、したがって、労働力の再生産、または保存に必要な労働日の部分は、与えられた不変の大いさであると想定する。

このように前提すれば、剰余価値の率と同時に、個々の労働者が一定時間内に資本家に引渡す剰余価値の量の与えられている。
エンゲルス; 向坂 逸郎. マルクス 資本論 2 (岩波文庫) (Kindle の位置No.4289). 株式会社 岩波書店. Kindle 版.

しかし、 可変資本 は、資本家が同時に使用するすべての労働力の総価値にたいする貨幣表現である。したがって、その価値は、一労働力の平均価値に、使用労働力を乗じたものに等しい。

ゆえに、労働力の価値が与えられているならば、可変資本の大いさは、同l時に働かされる労働力の数に正比例する。
エンゲルス; 向坂 逸郎. マルクス 資本論 2 (岩波文庫) (Kindle の位置No.4296). 株式会社 岩波書店. Kindle 版.

労働 過程 の 観点 の 下 に 生産過程 を 考察 する なら ば、 労働者 は、 資本としての生産手段にではなく、彼の目的に合致した生産的活動の単なる手段および材料としての生産手段に、関係をもったのである。
エンゲルス; 向坂 逸郎. マルクス 資本論 2 (岩波文庫) (Kindle の位置No.4502). 株式会社 岩波書店. Kindle 版.

生産手段 は、 労働者 によって、 彼 の生産的活動の素材的要素として消費されるのではなく、労働者を、それら自身の生活家庭の醗酵素として消費するのであり、そして、資本の生活過程は、自己自身を増殖する価値としての資本の運動にほかならない。

夜間に休止していて、何らの活きた労働をも吸収しない熔鉱炉や労働用建物は、資本家にとっては純粋な損失である。

それゆえに熔鉱炉や労働用建物は、労働力の「夜間にたいする請求権」をなすのである。生産過程の対象的諸要因への、生産手段への、貨幣の単なる転化で、生産手段を、他人の労働と剰余労働にたいする権利の根拠をなし、強制の根拠に転化する。
エンゲルス; 向坂 逸郎. マルクス 資本論 2 (岩波文庫) (Kindle の位置No.4508). 株式会社 岩波書店. Kindle 版.


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