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大リーガーとなった藤浪くんのこと

大リーガーといえば、今や大谷くんですが、彼は、もちろん、大ファンであり、早朝にホームランを打ったという報道があるのを楽しみにしていた。最近は、ケガか、敬遠四球などの影響かは、分かりませんが、ホームラン報道がないのが、淋しいものです。

その代わりというということでもないですが、昨日も投稿した死球と言えば、題目にあげた、藤浪くんなので、書くことにしました。彼の阪神在籍時の記録を調べてみると、下記でした。

あれれ、死球数は、騒がれていた2021年の4より、2014年、2015年の11が多いではないかと、一瞬目を疑いました。ところが、死球率(打者/死球)で比較すると、2021年は、238/4で60、2014年は、704/11で64,2015年は840/11で、76となっていて、ほぼ死球率には差はない。だが、この時は、勝利数も多かったので、この死球率は隠蔽されていたようです。

打数が23の2019年は除くとして、2017年の死球率は34となっていて、この頃から、不調の始まりだったことが明白となっている。先日、中日が、近藤投手を9回の一イニングを10点も取られるまで続投させたことが話題になりましたが、これと同様のことが、2016年7月8日の阪神ー広島戦で起こりました。これも、少なくとも、阪神ファンの間では有名な話です。

7回表で、5-2で阪神が負けていて、その裏に藤浪の打席が回ってきたが、当時の監督金本氏は、代打をださずに、8回も藤浪を登板させて、メッタ打ちされているにも関わらずに続投させ、8回161球で8失点で降板させた、という出来事です。100球前後で降板させている、最近の野球の常識から見れば、とんでもないことを、金本氏は実行したのです。

金本氏は、2003年、2005年の優勝の最も貢献した人であり、阪神にとっては、神様みたい存在ではあったが、この藤浪をさらしものとした行為は、今だに納得がいかない。結局、藤浪は、2017年以降の数年間は、ほとんど使いものにならなかった。

その藤浪が、大リーグで覚醒し、リリーフとしても、安定しつつあり、球速の日本記録も大谷を超えるほどにもなった。阪神ファンとしては、なんで今ごろ覚醒するのか、せめて阪神時代に、その雄姿をみせて欲しかったと、怨み節のような感情もまじっているので、手放しで喜ぶわけにはいかない。

藤浪が、このままの状態を維持するのかどうかは分からないが、環境が変われば、これほどにも、覚醒できるという事実を突きつけているので、野球選手に限らず、すべての人にとっても、希望の星ではあるでしょうね。

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