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携帯電話ショップでの店舗運営における考え方

店舗に出ながら経営もされている方も多いかと思いますが、店舗を運営する上での悩みは多いですよね。私も店長をしていた時の悩みはたくさんありましたが、いろんなことを乗り越えてきました。

スタッフケア、ミーティング、販売、店舗清掃、シフト調整、異業種の連携などなど。

やらないといけないことはたくさんありましたが、そんな中でも戦術・戦略は常に考えて行動していました。



店舗運営において大切な3つの条件

店舗を運営する上で大切なことは3つです。

これがいい店舗を作るために軸となる考え方です。

・実績

・管理・業務

・コンプライアンス

この3つを考えた上で、検証し改善していくことがとても大事です。


1.実績

これは説明不要ですね。ただ、実績が必要だとわかっている店舗でも実績が出ない店舗があります。これは場所によるところもありますが、、、しかし、中心地であっても実績が出ていないところはたくさんあるのは事実です。

そんな店舗はしっかりとした戦略が大切になってきます。

以外と戦略なしで店舗の運営をしているところをよく見かけます。戦術だけでなんとかしようとすると、スタッフが疲弊したり、無駄な浪費が増えます。結果、負のスパイラルに。

戦略無くして実績は出ません。これは体感です。


2.管理・業務

主にマネジメントです。スタッフ管理、実績管理、進捗管理、店舗管理、顧客管理など。これを怠るとどうなるかというと、これまた店舗での時間の浪費に繋がります。しかもこれは可視化できないので、以外に無駄が多いのに、気づかないことがあります。何を可視化して、何の効率をあげるか、月に1回でいいのでミーティングしてみてもいいかもしれません。


3.コンプライアンス

これも説明不要です。しかもこれは現代社会において必須なので、やってないところなんてないとは思います。しかし、コンプライアンスが守られなかったりとニュースでよくやっているのは、まだまだ認識が甘い可能性があります。しかし、コンプライアンス違反=結果であり、プロセスを見落としがちです。

wikiより抜粋

ハインリッヒの法則をご存知でしょうか?

別名ヒヤリハットの法則とも呼ばれ、ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒという方が損害保険会社の調査をすることでわかった法則だと言われています。

図をみて分かる通り、1件の事故には29件の軽い事故、29件の事故には300件のひやりとする瞬間があります。したがって、1件が起きた結果よりも、日頃からの300件の小さなミスをなくせるようなプロセスを生み出すことが最重要です。

実際に使った戦略・戦術・マネジメント

その中でも僕が店長をしていた時に実践した内容をいくつか紹介したいと思います。

1.実績

・ポスティング

人手がなくても手軽にできますが、一番費用対効果が低いです。最近は内容を凝って作らないとなかなかお客様も反応してくれなくなったので、しっかり戦略を立てることで費用対効果を上げていきましょう。

最近だと、物販販売、野菜詰め放題、ビンゴゲームなどが主流です。


・店舗外販売

一番効果が出やすい方法です。

ショッピングモールやスーパーの一角を借りて販売、またはアンケート(リスト)をとる手法です。

異業種の店長やマネージャーに交渉が必要ですが、机、アンケート用紙、ペンなど必要最低限あればでき、効果も出やすいです。しかし、キャッチや声かけが必要なので、その方法も工夫して行う必要があります。


・異業種連携

異業種連携は一番大変ですが、一番いい集客方法になります。なぜなら一番大切な「信用」が付いてくるからです。異業種先の店舗の方から声をかけてくださる方もいらっしゃるので、そういう時のお客様が一番成約率は高いです。しかし、自店舗と提携先の店舗の信頼関係構築や、綿密なミーティングに時間がかかりますので、なかなか手こずる場合が多いです。そんな時は、一度プライベートでそのお店に伺ったりしてみてもいいかもしれません。


2.管理・業務

実績が出ていても管理や業務に手を取られて、休みがなかなか取れない・・・なんて方いらっしゃいますよね?

僕は日頃から「どうすれば効率にできるだろう。1分1秒でも削れるだろう」ということを常に考えていました。その結果、在籍中のスタッフの離職率は他店舗と比べて2倍は低かったです(自身はないけど多分)。

・清掃

一番シンプルで一番効果がありました。まずは、清掃ルールを作ります。そのルールとは、いつ何時に誰が何をするのか?だいたいでいいです。それに基づいてすることで清掃を決める時の配置や時間を決める手間が省けます。月曜日は窓拭き 2人〇〇と〇〇 火曜日はバックルームの書類整理(かなりやってました。)

清掃をすることで綺麗になる他に、ものが整理され次にどんな作業をすれば良いのか。が明確に分かるようになります。そして、それは自分だけではなくスタッフも分かるようになり、指示を出さなくてもやってくれるようになります。(だいたいその仕組みを作るのに3ヶ月ほど)まずは、やることを可視化して整理し、用紙にまとめて張り出すことから始めましょう。それだけで1日の行動が分かるようになり、指示することも減ります。

・データベース管理

シフト作成、実績進捗管理、KPI、スタッフの変化など、全てエクセルやDropboxなどを使って管理していました。利点は2つあり、簡素化するので、スタッフでも一部を協力してもらえる、上司に報告する時に簡単に共有できる点です。データで管理できるものは全てそうしましょう。かなりの時間ができます。


3.コンプライアンス

コンプライアンスはとても敏感になるし、店舗にとっても怖いものです。最近では、データ管理になってきたため、昔よりはミスも減っているはずですが、コンプライアンスは正直、意識の問題が多いですが、ここを意識することで「規律」が生まれるのでプロセスはとても大事です。

月1回のミィーティングでコンプライアンスに関する議題を出していました。こういう事案が怒るとどうなるだろう?やこういったことを未然に防げる方法などをみんなで考えて、みんなで取り組んでいました。そうすることでスタッフとしても自分で言ったことはやらなきゃってなるわけです。その改善を行うのもスタッフにしてもらっていました。店長がコンプライアンス遵守を監視する側ですから、自らやる必要はありません。しかし、何もしないということではなく、やり方や進め方、改善の仕方などはしっかり教えてあげるということです。

あとは、「お客様に宣言する」こと。こんな取り組みやってますよとかって何か壁に張り出しとくだけでもお客様としても安心ですし、スタッフとしても接客時に気持ちが引き締まります。



最後に

かなりコアな?内容ですが、業種関係なく店舗運営するために大事なこともあるので参考になると思います。今はWebでの販売が多い中、店舗の良さってかなりあるので、そこを見つけてしっかり戦略を立て、マネジメントしていけば、とてもいい店舗になるはずです。何より店長としてのやりがいが出てきますよ。






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