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【季節ごよみ】〜大雪・熊蟄穴(くまあなにこもる)〜

12月に入り、寒さが本格化してきたところで、私の住む知床にも雪の便りがやってきました。


まだ積もるような雪の降り方はしてませんが、いつ積もるのかと若干怯えながら日々を過ごしています…。


さて、二十四節気では現在【大雪(たいせつ)】で七十二候だと【熊蟄穴(くまあなにこもる)】と表現される季節になりました。

暦の通りに、知床にいる熊たちの目撃情報も極端に少なくなり、熊たちもとうとう冬眠準備を進めている様子です。


ヒグマは冬眠をする動物ですが、冬眠中はほとんど身動きをせず、脈拍や呼吸数も減少させジッと春まで穴の中で季節が過ぎるのを待ちます。


そして、母グマはこの冬眠中に出産をします。

もちろん、ご飯があるわけではないので、母グマは出産後、飲まず食わずで赤ちゃんに母乳を与え続けます。

ヒグマの赤ちゃんは約400gと、あの大きなヒグマの姿からは想像もできないぐらい小さな小さな体で生まれてくるのですが、先ほども記載したように、穴の中で飲まず食わずで母乳を与え続けるため、少しでも与える母乳の量を減らしてエネルギー消費を少なくするため、赤ちゃんは小さく産まれてくるのだそうです。


そしたらば、なんでわざわざ穴の中で出産するのか、という疑問もふと湧いてきますが、穴の中の方が外敵に襲われる心配がなく、暖かい穴の中で安心して子育てができるのです。


へぇ、とヒグマについてのちょっとした知識がついたところで、最近作成したはんこのご紹介。


ヒグマの親子のはんこを作成しました。



ヒグマは穴の中で子育てをして、春になると子どもは初めて穴から外の世界へと足を踏み出します。


私の住む知床には約500頭ほどのヒグマが生息していると言われています。


夏のピーク時になればあちらこちらでヒグマの目撃情報が聞かれ、森を歩く際には気をつけなければな、と気を引き締めることになりますが、気を付ける、とはヒグマの住む環境やフィールド等、衣食住を理解して互いに適切な距離で穏やかに生活をすることができるように、と私は思っています。


もちろん、ヒグマだけに言えることではなく、動物全般にも言えて、特に私は野鳥撮影をしているので尚更意識しなくてはならないことではあります。


こちらが一歩、また一歩と彼らのテリトリーに踏み込むにつれて、彼らが”適切な距離”を保つことができなくなってしまって、悲しいことが起きないように。

春になって、穏やかな日々を彼らが過ごすことができますように。

様々な私の思いを込めて、このヒグマの親子のはんこを作りました。


ぽんちゃん on Instagram: "ヒグマの親子のはんこを作りました🌿 もう少しでヒグマは冬眠の季節へと入ります。 母グマは冬眠中に冬眠穴の中で子どもを産み、育てます。 赤ちゃんクマの大きさは約400gほどしかありませんが、母グマは飲まず食わずで母乳を与え続けるため、少しでもエネルギー消費を抑えるために小さく産まれてくるそうですよ~🐻🍼 春に冬眠から目覚めて、冬眠穴から出てくる頃には4~5キロぐらいまで大きくなっています。 私の住む知床には約500頭ほどヒグマが暮らしてるとのことですが、ヒグマも人も、どちらもうまく付き合ってのんびりと互いに穏やかに過ごすことができますように、そんな想いを込めて、このはんこを作りました🐻☺✨ ✻✻✻✻✻ #エゾヒグマ #ヒグマ #ヒグマの親子 #ezobrownbear #brownbear #消しごむはんこ #消しごむハンコ #消しゴムはんこ #消しゴムハンコ #消しハン #消しはん" ぽんちゃん shared a post on Instagram: "ヒグマの親子のはんこを作りました🌿 もう少しでヒグ instagram.com


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