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『スニーカーズ』(1992/アメリカ)

様々な事情によりハッカー映画を観ることになりました。後から調べると『ドラゴン・タトゥーの女』も該当するらしい。

それはいいとして「ハッカー 映画」で検索して、『スニーカーズ』がヒットしたので今回は観ることに。

脛に傷を持つ者たちで構成されるセキュリティコンサル集団「スニーカーズ」のボスであるマーティンが主人公。そのスニーカーズにNSAを名乗る男たちからヤバい案件の話を持ちかけられて、すったもんだがある。というお話である。

スニーカーズが豪華なメンツで構成されているのも特徴。主役はロバート・レッドフォードで、あとはダン・エンクロイドがいて、早世のリヴァー・フェニックスも名を連ねている。この時点でハッキングに重きを置いた映画というより、ハッキングをネタにしてドタバタするエンタメ映画の香りがする。

確かにソーシャルエンジニアリングやリバースエンジニアリングもしているが、それよりも「THE・90年代アメリカ映画」というノリが強いですね。

大きな組織からヤバい案件の話があって、受けたいくないけど、受けざるを得ない状況になり、昔の恋人も登場していい感じになり、死んだと思ったライバルも登場して、事態は国家を揺るがすレベルの事件に発展していく。。
ありがちな90年代アメリカ映画である。

確かにいろいろハッキングネタは詰め込まれているが、ロバート・レッドフォード率いるポップなハッカー集団が巨大犯罪組織と戦うクライムサスペンス映画という要素の方が強い。在りし日のアメリカの世俗を懐かしむ映画としては良作。ハッキングはおまけ程度に楽しみましょう。

(面白さ:★★★★★☆☆☆☆☆)

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