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『真昼の決闘』(1952/アメリカ)

突然、西部劇を観たくなりました。アマプラで探すといろいろありました。
舞台は1870年、アメリカ西部の街。

主人公は保安官のゲイリー・クーパー(おそらく五十路前)、それがかなり年の差あり若いであろうグレイス・ケリーと結婚式を挙げるところから始まります。
グレイス・ケリーはモナコ公妃で有名ですね。

結婚式当時に因縁ある悪党が復讐にやってくるけどどうする?!

結婚式当日なので、新郎新婦で幸せいっぱいのようです。ゲイリー・クーパーはこの日を境に保安官を引退して、違う街に引っ越して何か店でもやるようです。

ところがどっこい、悲報が届きます。5年前に街で暴れまくっていた悪党が正午の電車で戻ってくるというのです!!

その悪党を5年前に逮捕したのはゲイリー・クーパーで、その復讐をするために仲間3人を引き連れて、計4人でやってくるというのです。時刻は10時40分。さあ正午まで80分しかありません。映画の時間も85分なのでリアルタイム進行ですね!

街の人はゲイリー・クーパー夫妻に逃げろと言います。その助言に従い、ゲイリー・クーパーは逃げるのですが、持ち前の正義感がそれを許さず、悪党と戦うことを決意して街に戻ります。

そこで夫婦喧嘩が始まってしまい、グレイス・ケリーは一人で街を出るといいます。
妻の機嫌を損ねても、悪党と戦う男の美学を貫くゲイリー・クーパーにはアメリカンハードボイルドヒーローの鑑と言っていいでしょう。

そこから街に戻ったゲイリー・クーパーですが、なんと街の人から煙たがられます。
悪党はゲイリー・クーパーに復讐するので彼がいたら、二次被害を被るかもしれないということです。

残り時間少なくて伏線回収できるか心配になる

それでもゲイリー・クーパーは仲間を集めて一緒に悪党と戦おうと有志を募るのですが、ああ非情、なんと誰も仲間になってくれません。
妻からも見放され、今まで治安維持してきた街の人からも煙たがられ、この辺りで映画の残り時間が20分ぐらいになります。

!?!?!?!?!

だいたいの映画だったら、この辺りで仲間が集まるのですが、なんと全く集まりません!
映画のセオリーとしては、最初はツンな態度をとったけど終盤で主人公がピンチならデレてくる仲間がいるものです。

そうこうしているうちに残り映画時間が10分です。この後どうなるの?!!?!
『真昼の決闘』はそういう映画ですね。85分ですし、アマプラ会員だったら追加課金せずに観れますので、気になる方はどうぞ!

(面白さ:★★★★★★☆☆☆☆)


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