『ヘイトフル・エイト』(2015/アメリカ)

映画を2時間でまとめられないことに定評のあるタランティーノの映画です。本作も安定の3時間越えとなります。

まずはあらすじ。高額の賞金をかけられた女ギャングを捕獲したジョン。警察に引き渡すために馬車に乗って街へ向かいますが、猛吹雪が迫ってきている。いっこくも早く街へ着きたいジョンだが、その道中に「馬車に乗せてくれ」という男が2人やってくる。仕方なく乗せると、いよいよ吹雪に耐えられなくなって、顔馴染みのいる紳士服店に退避する。しかしそこには顔馴染みの店主の姿はなく、見知らぬ男たちが5人もいた。

結局そのまま吹雪が激しくなって店に閉じ込められて、よく分からない奴らと一晩過ごさなくてはならないというクローズド・サークルものの映画である。ミステリーでは定番の舞台ですが、閉じ込めれた全員が胡散臭く、誰も応援したくならないぐらい怪しい奴らばかり。

タランティーノの映画だから、どうせ喧嘩するんだろうなと思っていたら案の定、怒涛の殺し合いが勃発する。後半はほとんど血まみれ。予想できた展開にも関わらず、3時間飽きずに観れるのはさすがの技量だと思います。

(面白さ:★★★★★★★☆☆☆)


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