『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/アメリカ)
最近ファミマに足を運びますと「ザ」のつくパンが並んでおります。ザ・クリームパンとかザ・カレーパンとか。
わざわざ「ザ」をつけるってことは、今までいろいろアイディア商品出してきたけどここで原点回帰であったり王道で勝負しよう、という意図があるんじゃないかなと。
ということでザ・バットマンを観てきました。
過去にはクリストファー・ノーランの超ハード路線のバットマンやスーパーマンとコラボするバットマンなど過去には続きましたね。
他のスーパーヒーローとのコラボはちょっと遊びすぎた感があったのでしょうか。バットマンもファミマのザ・パンシリーズと同じくここで一回、原点回帰しようってことなんだと思います。
このザ・バットマン、過去と何が違うとかといえば、探偵ものになっているというところじゃないでしょうか。
これは直近の過去とは異なる点ですが、テレビシリーズの最初のバットマンと同じ流れです。最初のバットマンは昨今のハード路線からは信じられないぐらいのカジュアルさです(笑)。
初期の探偵路線を継承しつつ、昨今のハード路線も取り入れ、紆余曲折経て2022年に現代にふさわしいバットマンシリーズが誕生したんじゃないでしょうか。
悪役としてはペンギンとリドラーが登場しています。正直こいつらはちょっと地味でジョーカーほどの魅力はないです。そのジョーカーが出てこないにも関わらず、176分飽きずに観れました。ちなみにリドラーは初期バットマンの日本版ではナゾラーって名前でした(笑)。
あとキャットウーマンも出てきました。悪役2人出てきてキャットウーマンも出てきたら新シリーズ一発目から豪勢ですね。つまりですね、バットマンシリーズの初期の探偵路線、主要キャラクター登場、直近過去のハード路線、これらがとてもうまくブレンドできていたと。まさしくザ・バットマンだと思いました。
今日本では主に庵野秀明監督ですが日本のヒーローのリブート映画が制作されています。きっとこの庵野リブート後には初期路線とハード路線を組み合わせたら、ザ・ウルトラマン、ザ・仮面ライダーが制作されるではないでしょうか。
ティム・バートン、クリストファー・ノーラン、ザック・スナイダー監督らの流れを決して無駄にせず、原点回帰して生まれ変わったバットマンシリーズは次作も大いに期待ですね!
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