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【SHIMOKITA COLLEGE】カレッジ生インタビューvol.3 千葉 毅朗さん

「暮らしながら学ぶ」新しい学びの場、SHIMOKITA COLLEGE。2020年12月に開業してから、0期生のメンバーが続々と入居しています。

このカレッジに入居した0期生のメンバー紹介する連続インタビューの第3回目は、千葉 毅朗さんにお話を伺いました。(第2回インタビューはこちらから!)

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千葉 毅朗
宮城県出身。
2017年、HLAB宮城女川のサマースクールに参加。
2020年、上智大学神学部に進学。

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Q. SHIMOKITA COLLEGEのことをどこで知りましたか?
HLABの公式LINEからのメッセージで知りました!僕は、高校一年生の時に、女川のサマークールに参加していて、HLABコミュニティからは少し疎遠になりつつあったんですが、HLABがこんな面白そうなことをしているんだ!と思って、そこからホームページを見たりしていました。

Q. カレッジに住むといった際の親御さんの反応は?
実は、カレッジへの合格が決まってから、初めて相談したんです(笑)。
もともと住んでいた大学寮は、家賃が今の半分以下だったこともあって、はじめに相談したら親には絶対何か言われると思いました。やる前に反対されてしまって、応募出来なかったという後悔を残したくなかったんです。
合格後、相談した際には、もともと父親が寮生活を僕に勧めていたこともあって、反対されることはありませんでした。

Q. 住む前に抱いていたイメージはどんなものでしたか?
僕は、HLABのサマースクールのインプットがそもそもあったので、それに基づいているんじゃないかな、と思っていました。ハウス制度があって、人と人との関わりをメインにやっているというところは、カレッジにおいても変わらないのではないか、と。

HLABサマースクールでの非日常の7日間が、今の自分の日常に。


Q. 実際に住んでみて、そのイメージは変わりましたか?
イメージ通りだったと思います。人との交流がすごく自然に起こる場所だなぁと感じます。誰にも会わずに部屋に帰ることがどうやってもできないので、人がいない寂しさを感じたことは全くないですね。
高校一年生の時の、サマースクールでの非日常の7日間が、今の自分の日常になっているという点で、感動を覚えています

Q. 社会人など幅広い年齢の人と住むことにどんな魅力がありますか?
僕は、「大学生のうちにやっておくべきことってなんだんだろう」ということをずっと考えていて。なので、新卒1年目の人だったり、大学院生だったり、この間まで大学生だった人たちに話を聞けるのはとてもいい機会だなあと思います


実は、コロナウイルスの影響で、高校の卒業式も大学の入学式も正式な形で開催されなかったので、自分の中で高校生と大学生の境界が曖昧になっていったんです。オンラインで授業を受けては、パソコンをすることを惰性で繰り返す生活になってしまって。本当に大学でやりたいことが出来ているか悩んだことがありました。

そんな時、ちょっと年上の人たちから「こういうインターンあるよ」とか「こんなバイトいいんじゃないか」とか、同世代の大学生にはない視点から話を聞くことができて、本当に助かっています
社会人の皆さんは落ち着いていて、「ちゃんと話を聞いてもらえる」という安心感で話すことができるし、話していく中でいろんな選択肢を自分の中に蓄積することができています。

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学んでいることのアウトプットの場所として、カレッジを活かすことができていると思います。

Q. 「学びあい」がコンセプトのSHIMOKITA COLLEGEですが、すでに生まれた学びはありますか?
自分が専攻している、神学という学問について学んだことがあります。

まず、神学という学問はかなり学んでいる人が少ないので、みんなからも珍しがられることが多く、会話のきっかけになることもあります。そんな時に、みんなからもらう「なんで神様を信じるの?」といったある意味初歩の質問って、自分が神学を学べば学ぶほど答えられなくなっているなと気が付きました。知っているのに言葉にできないもどかしさなどを経験して、もっと勉強しようという原動力にもなりましたね。

あとは、違う学問を学ぶ人がいることも良い点だと思います。神学は信仰ありきで話が進んでいることが多いんですが、神の存在を前提としていない人に話を聞いたりすることで、より多面的な理解ができます。自分の学んでいることのアウトプットの場所として、カレッジを活かすことができていると思います

Q. カレッジで生活する中で、難しさはありますか?
確かに、暮らしの中に課題はいくつかあります。でも、その課題を解決するための話し合いの場が常にもたれています。特定の課題に対して「こういう風に思っているんだけどどう?」と話し合ったり、「これが欲しいよね」ということを実現させていくためにみんなが努力していることに価値を感じます。

この間は、同じ階の住人同士で、小額の出資で調味料を買って共有するシステムを作りました。調味料って1人だと使いきれなかったりすることが多いじゃないですか。なので、とても便利なシステムだなと思います。
これから、新しい人がカレッジに入ってくると、変数が増えて、その分課題も増えていくと思います。そのために今しっかり話し合って仕組みを作っていくことが大事ですね。


誰かにとって影響力のある人間になり、学びを持ち寄りたい。

Q. カレッジでどんな役割を担っていきたいですか?
「人と共同生活をしていく中で新たな学びが生まれる」というカレッジの価値に自分も貢献したいと思っています。やるべきことが明確に考えついているわけではないですが、誰かにとって影響力のある人間になり、学びを持ち寄れたらいいな、ということを考えています。
あとは、問題が起きたり、課題を発見した時に、どうやったらみんなが納得いくように解決できるのか、楽しく過ごせるのかということを具体的な方法として打ち出していきたいですね。

Q. 建物内で気に入っている場所はどこですか?
1階がお気に入りです。カフェみたいになっているので、大学の友達をよんで、学期末課題の勉強をしたりすることもあります。
3階のキッチンも気に入っていますね。住む人たちにとっての交流の場になっていて、近くにトイレや水回りもあるので、いろんな人と出会います。部屋から出てくるタイミングで人がいるっていうのはすごく良いな、と思います。夜になるとそこに筋トレが始まったり、授業を受けていたり、皆が自由に過ごしている感じですね。

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