ラグビー戦術の歩み<6>:シールドロックの出現
日本においてショートライン戦術が主流となっていた1990年代後半、ラグビーの防御戦術は急速に進歩します。
そのきっかけを作ったのは、90年代のオーストラリアの高速ラック戦術でした。速いテンポでラックを繰り返し、アングルを変えて走り込んでくるランナーと組み合わせた攻撃で、当時のオーストラリアの攻撃は猛威を振るいました。
「ラックに入らない」ディフェンス それに対して強豪国は、「ラックに入らない」という防御を始めます。ラックではボールは地面にあり、モールと違って前進しない