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ヘルシンキはNokia/HMDのスマホであふれていなかった

前回の続きで、2024年7月のGalaxy Unpacked取材パリ訪問時のお話、帰路でヘルシンキまでやってきました。なお前回はこちら。

パリのシャルルドゴール空港で一夜を明かして、早朝便でヘルシンキへ向かいました。
7月14日 AY1582 CDG0720 - HEL1110

約10年ぶりのヘルシンキ。空港の雰囲気すら覚えていませんでしたが、一番大きく変わったのは市内まで電車が開通していたこと。以前はフィンエアーの運行する空港バスを使うのが標準でしたが、電車が開通したことで時間も読めるし移動しやすくなりました。

空港ではeSIM記事を連載しているeSIM.love用にヘルシンキのeSIMを購入、そして速度テスト。フィンランドは身分証明書が不要なのでオンラインで即購入できます。記事はこちら。

さて初めてヘルシンキ空港から中央駅まで電車で移動するとき、絶対に悩むのがホームの左右のどちらに乗るべきかということ。なにせどちらもヘルシンキ中央駅行きなんです。これは空港を通る鉄道が環状線のように運行しているため。空港は中央駅からほぼ正反対の場所にあります。

そのためどちら周りでもヘルシンキ中央駅へ行くことが可能です。外回りのP線と内回りのI線がありますが、P線のほうが数分早くヘルシンキ中央駅へ行けます

eSIMテストをしてから荷物を預かり所にあずけました。この時ネットで調べた安い方ではなく、目立つ預かり所をつかってしまったため大失敗。16ユーロくらいかかってしまった。

そして空港の鉄道駅に着いたのは12:00くらい。狭い空港なので駅への移動も楽です。運賃は4.1ユーロ。ヘルシンキ中央駅に着いたのは12:45くらいでした。

この後のフライトは、
7月15日 AY131 HEL0025 - SIN1835

つまりあと約12時間あるわけです。とはいえ早めに空港に戻ってラウンジで休憩&食事&シャワー&仕事予定。そもそも中央駅に着いた時点で身体はかなり疲れ切っていましたから(前夜は空港泊)、ここからさらに他に移動したり、ノキア本社までタクシーで行ってみる、などは断念しました。

ということでヘルシンキ中央駅付近のショッピングモール、FORUMへ。ここはキャリア3社に家電量販店もはいっているのでスマホを見るのに最適な場所です。

まずは家電量販店のGiganttiへ。

店内に入るとすぐにアップルとサムスンのコーナー。フィンランドもスマートフォンの主力はこの2社。いくら地元とはいえHMD / ノキアのスマートフォンが目立つ位置にある、という状況ではありませんでした。

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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