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東京メトロ全駅スタンプラリー最速攻略指南

初めまして。氷川です。自己紹介記事はそのうち書きます。友人のブログに時折登場して氷川日菜のモノマネしてる奴が私です。以後お見知りおきを

この記事では表題の通り東京メトロ全駅スタンプラリーをなるべく時間をかけずに全駅制覇したいという方向けに、実際に私が24時間券2枚、実働時間にして約20時間で全駅制覇した経験から感じたことをまとめていこうと思います。もちろん期間は4年間ありますのでそう焦ってもいいことはありませんが、大概の駅のスタンプ設置場所は改札外なので、よっぽどメトロの広範を定期券でカバーしてたりする人間でない限り24時間ごとに600円を東京地下鉄株式会社にお布施することになります。つまりその回数は少ない方がいいよね、ということです。

イベントの登録ページを貼っておいて、それでは早速いきましょう。


準備編

①平日のほうが効率がいいが注意点も

先述の通り私は2回に分割して全駅制覇を実行しましたが、都合で一回は休日、もう一回が平日ダイヤで巡ることになりました。比較してみると、やはり平日ダイヤのほうが駅数を稼ぐ効率はいいのかなと感じます。理由は言わずもがなでしょうが朝夕ラッシュ時の運転間隔の短さが駅を潰すうえで有利になるからですね。ただ、朝夕ラッシュ時にはドン引きするくらいの人が電車に詰め込まれているので行動しづらく、結局人ごみに揉まれてスタンプポスターを見失ったり…とかはあるかもしれません。精神的にも物理的にも肩身が狭いです。

②荷物はなるべく少なく、モバイルバッテリーはあるといい

思ったより体育会系な行動になりますから、荷物は身軽にした方がいいです。東京の地下鉄ってこともあって日中でも案外都心は混みますし、そういう意味でも荷物を山と持ってこれをやるのはあまり好ましくないでしょう。ただ、このゲームの性格上スマホの電池はなんかしらで食いますのでモバイルバッテリーは持っておいた方がいいと思います。あ、このゲームの性格で思い出しましたがAndroidユーザーの皆さん、"ちゃんと読み込める"QRコードリーダーは入れとくといいですよ。iPhoneなら純正カメラを向けるだけでいいんですけど。

③事前準備は路線図を眺める程度で大丈夫

東京メトロの路線は基本的に日中帯は列車間隔が長くて6分と、そんなギチギチに行程を組んで取り組むほど考慮が必要な感じではないです。来た電車に乗る戦法が案外強かったりもします。あと、各駅のポスター掲示場所を躍起になって確認したところで140駅ちょいあるのでどうせ忘れます。なので、あらかじめやる準備は路線図をさっと見て、強いて挙げれば孤立感のある部分の取り方を考えるくらいで十分です。

孤立感のある部分、つまりは南北線北端と東西線東端、有楽町線・副都心線西端あたりはちょっと工夫が必要だと思いますが、そこら辺の話はあとで述べますね。

あ、あと東京メトロアプリは入れとくと案外便利です。ぜひインストールしましょう。

実践編

④なるべく早い時間から行動しよう

個人的にやって思ったのは案外時間がかかります。実際に私が行動した際は

6:27 1駅目獲得、1日目開始
(15:35-17:00 休憩)
21:56 115駅目獲得、1日目終了
16:29 116駅目獲得、2日目開始
20:55 144駅目獲得、コンプリート

とこんな感じです。1日目に関しては友人との取り決めで事前準備不可という制約があったり、ほかにも私用が挟まってしまったりと全然最速じゃないんですが、平均して1時間にだいたい8駅くらいでした。かなり限界行動(一般のお客様にご迷惑をおかけする程度)をして10駅/時ペースが限界でした。24時間券1回分でやろうとするなら少なく見積もって15時間くらいかかるんじゃないでしょうか。つまり、早めに行動することが吉です。どうせ早朝にゃ本数なんてないから…とお思いの皆さん。東京は案外本数ありますよ。

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10分に一本あれば案外駅数が取れちゃったりすることがあるんです。

⑤掲出場所とそれに合わせた降車場所は移動中に確認しよう

これ一番大事かもしれません。まず掲出場所ですが、駅についてから見つけようと思うととってもめんどくさいです。不親切なことに駅ホームに降り立ってからスタンプを押せるポスターにたどり着くまでに案内が少なすぎます。ただでさえ構内が迷宮でありがちな東京の地下鉄なのに、ポスターは一か所の改札にしか置いてなかったりします。なので事前の確認は大事ですが、肝心のイベントページ内の確認できる場所が分かりづらくてめんどくさいです。

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まず駅スタンプ一覧を開いて未取得駅の枠をタップです。

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そしたらここに書いてあります。

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"駅事務室"とか"n番出口"とか書いてあったら、東京メトロアプリから駅構内図を開いて場所をチェックします。"○○方面改札付近"とかだったら飛ばして次の行程に進みます。

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構内図をチェックした後に降り口を案内してくれるサイトを見て乗車場所を確認しましょう。

このサイトがおすすめです。わかりやすかったです。

めちゃくちゃ時短できます。この手法はぜひ限界コンプリート志願者に実践してほしいと思います。今後もしかしたらここのnoteで私が各駅のポスター掲示場所をホームからの案内含めまとめて記事にするかもしれません。幾駅かクソほどわかりづらいところに貼ってあったりしたので。

⑥歩ける駅どうしの連絡は歩く選択肢もある

地下鉄路線は往々にして駅間距離が短いことがあります。しかしながら、基本的に運転間隔が短いことやポスター掲出場所から地上まで遠いことなどもあって徒歩によるコンプはかなり効率が悪いと感じました。それでも早朝や深夜帯、それに極端に駅間の短い区間や隣接・交差しているにも関わらず連絡駅となっていない路線の近接する駅同士の場合は徒歩が効果的に利用できることもあります。

以下に私が実際に使った or 使えると推測している駅同士の一覧を載せます。なお、公式に連絡駅扱いされている駅同士は載せませんがそちらも二駅分を乗り換えで獲得できるので効率強化におすすめです。

日本橋⇔三越前
茅場町⇔日本橋(地下連絡通路がある)
日比谷⇔二重橋前⇔東京⇔大手町(地下連絡通路がある)
銀座⇔有楽町(なお、ポスター掲出場所の相性の悪さから公式連絡である日比谷⇔有楽町はおすすめできません)
銀座⇔東銀座
桜田門⇔霞ヶ関
麹町⇔半蔵門
高田馬場⇔西早稲田(ポスター掲出場所的にはおすすめしないが歩くと周辺路線で無駄がない回収ができるので一応載せておきます)

以上です。ざっと見て銀座・日比谷界隈で徒歩が生かせそうなことがお分かりいただけますでしょうか。この界隈を電車の本数の少ない時間に使うと有効だと思います。

⑦パターンダイヤを理解し折り返し乗車で駅数を稼ごう

急に難易度が上がってる気がします。丁寧に解説しましょう。

東京メトロの路線は、日中帯にパターンダイヤを採用しています。日比谷線、東西線<東陽町ー中野>、千代田線、有楽町線<池袋ー新木場>、半蔵門線は5分に一本、南北線は6分に一本です。(銀座線、丸ノ内線は間隔が短くて今回の話には当てはまらず、副都心線は30分サイクルにつき急行が二本とちょっとめんどくさいので省略です。)

そして、東京メトロの路線のほとんどの駅間は所要時間が1分30秒前後です。短いところだと55秒くらいに設定されている駅間もあります。

この<5分×駅間1分30秒>、この数字が異常なチマチマした時間短縮を実現するのです。名付けて「一本の電車で2駅取る法」。といっても私の稚拙な文では何が言いたいか分からないと思うので、例を用意しました。

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東京メトロを頻繁に使う方なら見たことがあるような時刻表ですね。5分パターンダイヤあるあるの時刻表です。

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で、このダイヤグラムに言いたいことすべて詰まっているんですが、一応線ごとに補足をつけようと思います。

まず、A駅からE駅に向かって5駅を順にめぐる場合、同じ方向に一駅一駅降りていくと駅ごとに5分待ち時間がかかってしまいます(紺色の経路)。

しかし、駅間所要時間が1分20秒以下の場合、連続した2駅(ここでは黄色マークしたB・C駅)では発車時刻が噛み合えば1分程度で対向電車が発着します。

ここでA駅からいったんC駅まで乗車し、折り返し電車が到着するまでの1分でスタンプを確保し逆方向で一駅B駅へ戻ると1分差でA駅発基準でA→E方面の一本後の電車に間に合うのです。(赤色の経路)

この方法だと一本分電車を稼ぐことができ、つまり片側につき一本の電車で2駅を取る、5分の短縮を図ることができます。

これが5分パターンダイヤのマジックです。ちなみに、6分パターンダイヤのほうが対向電車までの待ち時間が延びるのでやりやすいです。つまり南北線でのおすすめ攻略法として紹介します。5分パターンでも一応可能なのでここに例を示しましたが、説明の通り折り返し時間は1分(未満の場合も)、すなわち駅構内でのダッシュ行為がほぼ必須となるのでお勧めはしません。

さらに、パターンダイヤに関してはいくつかの時間短縮ヒントが隠されていますが、これは路線ごとに大変な数の例が挙げられるので、以下に駅の状況なども含め個別にまとめていきます。

路線別の特色編

⑧銀座線・丸ノ内線の使い方に注意!

この2路線は日中パターンにおいて運転間隔が3~4分に設定されており、他路線よりも待たずに次の電車に乗ることができます。ですが、早朝・深夜帯では他路線に比べ本数がむしろ少ない傾向にあります(特に土休日)。できれば日中帯に組み込めるとよいでしょう。なお、銀座線では田原町・末広町あたりだったと思いますがホーム直横にスタンプポスターが掲示されている駅があります。うまいこと降車位置を合わせればもしかしたら一本待たずにスタンプを獲得できるかも?

⑨東西線・副都心線では退避列車に注目!

この2路線、地下鉄では珍しい無料優等種別が走っています。全駅制覇にあたってはこの優等種別を使って時短できないかなあ、と思いがちですが意外や意外むしろ通過駅で列車間隔が空くだけの迷惑な存在になるのです。しかも両路線とも末端駅(西船橋 or 和光市)にスタンプがないというオマケつきです。ではどこで特色を生かせるかというと表題の通り退避駅です。日中パターンでは優等列車基準で一本前を走る電車が退避駅(葛西 or 東新宿)で必ず4~5分の停車があります。この時間でスタンプを取って同じ電車に乗り込めば少しお得感がありますね。なお、日中パターンでは葛西も東新宿も両方向で退避を同じタイミングで行っています。つまり、折り返すというのも選択肢になりますので参考までに。

⑩丸ノ内線・千代田線の支線は時間帯を選べ!

東京メトロを全駅制覇するうえで、恐らく一番めんどくさいのが車庫をへんなとこに作ったばっかりに沿線住民が請願してデキちゃった北綾瀬駅でしょう。この駅、まず綾瀬駅から4分弱かかる上にホームが一本なので折り返しに少々時間をかけています。北綾瀬一駅取るのにだいたい15分かかるとみておくといいです。丸ノ内線方南町支線はこれほどではないですが、やはり時間帯によっては終点である方南町で10分弱待たされることがあります。おすすめは土休日なら朝夕帯、平日なら夕夜帯に攻めることです。両支線とも車庫を線区内にもつため朝夕は比較的本数が多い傾向にあります。というか、日中のパターンダイヤ帯にわざわざここを訪れるとタイムロスが大きいです。

⑪古い路線では方面別で別れている改札が厄介!

古い路線ってなんぞやって感じなので、先にこの"方面別で改札が分かれてるくせに片方にしかポスターを掲示していないゴミの駅一覧"を以下に示します。なお、ホーム同士の地下連絡が容易にできる駅に関しては載せていません。

稲荷町:渋谷方面のみ
田原町:浅草方面のみ(一応地下でつながってはいるがめんどくさい)
淡路町:荻窪方面のみ(一応地下以下同文)
三ノ輪:北千住方面のみ
人形町:中目黒方面のみ
虎ノ門ヒルズ:中目黒方面のみ

古い設計の駅は地下連絡がまともに考えられてないんですよね。確かに普段使いでは困らないんですけど、これらの駅ではポスターが片方にしか掲示されていないので気を付けていきましょう。とくに日比谷線は非常に性格が悪いです。東西線早稲田とかは両方向の改札それぞれにポスターを貼っていてありがたいんですがね…

⑫ダイヤの都合で時間調整が発生する駅がある!

東京メトロには乗務員交代、列車間隔調整の都合などでダイヤ上で一部の電車が1~3分停車する駅がいくつか存在します。つまり⑨と同じような話でスタンプ取って同じ電車に乗れる!ってやつですが、退避と違って調整の有無が分かりづらいのであえて別項目で述べます。私が記憶している限りで調整する電車がある駅を以下にまとめておきますのでその駅を取るときは確認してみてください。

田原町(浅草の折り返しがギリギリなのでだいたいここで調整します)
中野坂上(運転間隔を均すため調整する電車がいます)
茗荷谷(たまに1分停があります)
東陽町(葛西で快速退避がある電車は1分停です)
代々木公園(小田急からの直通電車に遅延吸収のため調整が入ってます)
池袋(Y線は池袋始発の先行以外が基本2分停です)
小竹向原(ほぼ全部が1分停です)
王子神谷(王子神谷どまりが後続だと2分停です)
白金高輪(三田線との絡みで1~2分停がよくあります)

こんな感じです。結局は電車によるので調べてみる価値はあるよって言う程度です。ここに載せた駅、基本急げば1分でもスタンプ取れます。池袋は混雑により厳しいときもあり、あと白金高輪は深いので難しいかもですが。


以上になります。いかがでしたか?(アフィカステンプレ)

最後にあえて言うならば、期間は4年間あるんだからゆっくり集めていくほうが楽しいと思います。ネタバレにもなっちゃうので詳しくは言いませんがスタンプにはその駅その駅の地元の特色ある観光名所・名物が刻まれています。首都東京は江戸開府から数えても400年の歴史を誇る世界指折りの観光地でもあります。地下をひたすら修行のように多動する楽しみ方より、駅を玄関とした観光のついで、きっかけにこのスタンプラリーをたのしむのが本来のあり方でしょう。

それでも限界RTAに挑みたい偏屈な皆さんに、この記事が助けになれば幸いです。


おまけ

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おまけに私が全駅制覇した際のイベントページを貼っておきます。"全駅達成賞"を見れた時の達成感はすごかったです。うれしくて思わず一緒に144駅を回りきった友人に飲み物を奢ってもらってしまいました。え?

↓一緒に144駅を回った友人視点の記事もありますので是非ご覧ください↓

↓1日目に対決形式で数取りバトルをした相手の友人の記事も併せてぜひ↓

おわりだよ~

受験勉強の応援ありがとうございます、学費の足しにさせていただきます(建前)セブンのティラミス氷が食べたいので、お小遣いをください(本音)