【好きな作品を語るだけ】座頭市物語
時代劇が好きです。
役者を目指したきっかけも「時代劇に出演したいから」という気持ちから。
そんな数ある時代劇の中から自分の好きな作品の1つ、「座頭市物語」を語ります。
日本を代表するキャラクター
作品は観たことないけれど「座頭市」というキャラクターは知っているという人は多いのではないでしょうか。
盲目の剣の達人というインパクトがあるキャラクターは後の作品に多大な影響を与えています。
石ノ森章太郎先生の「佐武と市」に出てくる市は名前も戦闘スタイルがそのまんま座頭市ですし、ONE PIECEに出てくる海軍大将、藤虎は作者がハッキリと座頭市をモデルにしていると言っています。
そんな日本を代表するキャラクターである座頭市の記念すべき第一作目の映画が「座頭市物語」なのです!
個人的に好きなシーン
座頭市と言えば、神速の居合から放たれる剣戟シーンが見物。ボクも座頭市に出会ってなかったら、居合というものにここまで興味は持たなかったと思います。
ただ、一作目である座頭市物語で市が居合だったり剣を振るうシーンはそこまで多くありません。
それ以上に登場人物たちの会話シーンが素敵なんです(^^)
ボクが個人的に好きなシーンは座頭市と平手造酒が酒を酌み交わしながら互いのことを話し合うところ。
病に侵され余命幾許もない平手。一方、世にも人にも負けまいとする生命力が燃え上がっている座頭市。相反するようで孤独を共有する2人の会話シーンはまるで恋人のような愛情を感じる。
役者にできること
座頭市は数多くの映画、ドラマがあります。
最後に公開された座頭市でも、座頭市と緒形拳さん演じる侍との会話シーンが引き込まれるんです。
何というか勝新太郎さんも平手造酒を演じた天知茂さんも緒形拳さんも色気が半端ではない。
だからこそ、会話のシーンだけでもぐいぐい引き込まれてしまう。
作品の面白さの定義は難しいけれど、きっと何気ない会話シーンは役者の魅せる力が不足していると、ただダラダラと話しているだけのつまらないシーンになってしまう。
逆に役者の力があれば一言二言、むしろ話さなくても1つの絵画を見ているような魅力に憑りつかれてしまう。
そんな役者になれるよう、今日も寝る前に座頭市を観ようと思う博多佐之助でした!
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