パープル女児が夢中になったランドセル
ラン活はいつから始める?
どうやら小学校に上がる1年以上前からラン活するらしいとは聞いていたものの、あまり興味がなかったので娘が年中さんの一年間はほとんどランドセルのことを思い出さずに過ごしてしまった。
ぼやぼやしてたら4月。年長さんの年を迎え、保育園の入り口に飾られた桜の花びらをかたどった切り絵なんかを見ていたら、「あっ、そうだ、ランドセル見に行かなきゃ…」と急に焦り出した私だった。
まずはさらっとネットで検索・・・ほぉー。いろいろあって何を選んだらいいのかさっぱりわからない。コードバン(馬の皮)が最高級品だというところまでは理解した。これらを比較検討して、見に行って、背負ってみて、誰が買うのか決めて・・というようなことをやるんですね・・。
調べて行くうちにシェアナンバーワンはセイバンだということがわかったが、ホームページを見るとどうもキラキラしている。きっとうちの娘はこれ見たら欲しがるだろうな・・と思いつつも、親としてはやはり「小6の時のあなたはきっと違うのが良かったって言うと思うよ・・・」と言いたくなってしまう。ならば最初は見せないほうがいいだろう。
YouTubeの比較動画も見たりしながら、とりあえず完全予約制の黒川鞄、土屋鞄、グリローズに予約を入れて行くことにした。
以下、3つのブランドを見た感想をおいておきます。
黒川鞄
福岡には常設店舗がなく、ファッションビルの一室を貸し切っての展示会。
ランドセルの端材?を使って作られたキーホルダーが出てくるガチャガチャが用意されており、子どもたちが好きなタイミングで一回まわすことができる。
ランドセルのつくりはしっかりしていて、安心して6年間使えそうだなと感じた。特に本革、コードバンは本当に質がいい。
ただ、うちの娘が選んだのは、私の予想どおりパープル。黒川鞄のパープルの色味、なんともビビットなんです。薄めのパープルもあるにはあるんだけど、淡すぎて親の心はつかめても子の心は掴めなかった。
それならいっそピンクのほうがかわいいし飽きないんじゃない?と提案してみるも、娘はやっぱりムラサキ一択。
そして、土屋鞄との比較表を置いているのが気になった。比較するのはいいけれど、ライバルを下げて自分上げるみたいな手法はあまり好きじゃないので、品質はともかく少し複雑な気分になった。
土屋鞄
こちらは常設店舗で、ディスプレイが目に入った瞬間「か、、かわいい!!」となってしまった。くすみ系の色や渋い色が充実していて、とにかくオシャレ。デザインが素敵!
娘は中に入ると、パープル目掛けて直進。他には目もくれない。
だけどこのパープルがなんともいい色味。派手すぎず、渋すぎず、絵になる色。そして裏地が信じられないくらいかわいい。
「ママがほしいな、ランドセル・・・」気づいたらそう呟いていた。
裏地がシンプルな薄いパープルも素敵だったけれど、娘はやはり濃いめが好きみたい。
難点をあげるとすれば、裏地かわいいシリーズは本革じゃないこと。
合成皮革とはいえ、本革と変わらないか若干抑えめの価格設定なんだから一級品だと思う。でも、やっぱり、牛革じゃないのかぁっていうのは、一瞬考えてしまいます。その分デザインにお金かけてるんだろうなぁ。
帰ってきてからまたネットで調べてみると、「とにかく母親好みのランドセル」と書いてあった。まんまと引っかかった自分に笑ってしまう。だけどかわいいんだもん、仕方ない。
グリローズ
グリローズは土屋鞄のもう一つのブランド。
土屋鞄の向かいに期間限定の店舗を構えていた。
ランドセルはパリジェンヌを連想させるデザイン。これがまた女心をくすぐるのなんのって。
グレーとか、茶系とかでシックにきめたら最高にかわいいだろうなぁ・・。
親はそう思ってしまうけど、もう絶対にパープルのところにしか行かない娘。土屋鞄よりもガーリーなデザインではあるけれど、母子共に納得できるパープルだった。さっきは土屋鞄のパープルがいいと言ってた娘は、こっちを見た瞬間「これがいい!」と簡単に意見を変えた。
そしてやはり、本革じゃないという点が少し気になる。
かわいいけど、丈夫そうではあるけど、いいんだろうか。
実際に見ること、背負ってみることが大事
今回ランドセルを見に行って一番驚いたのは、思っていた以上にブランドによって皮の違い、デザインの違い、色味の違いがあるということだった。
ネットで見ている分には、パープルの色味なんてそんなに変わらないように見える。気分の問題でしょ?と思ってた。でも実際に見たパープルのランドセルはどれも全部違った。パープルも、200通りあるみたい。
土屋鞄とグリローズでは娘にランドセルを背負わせたまま外に出て印象を確認することもできたので、室内・外の色の見え方の違いもわかって、よりイメージが湧いたように思う。
金具や裏地も見て、背負いやすさや重さを知って・・これは確かに早めにいろいろ試さなければわからない。最初から絶対にこだわらないと決めていたら別だけど。夏になってから欲しいものがみつかったとしても、売り切れている可能性がある。
娘と3軒の鞄屋を回って、漠然としていたランドセル選びの輪郭が少し見えてきた気がする。こうなると、もう少し他のも見てみたいという気持ちもある。しかし、私はもうほかのブランドは見ないことにする。
迷いがふえるだけだもの。迷ってる時間はもったいない。3軒見れば十分!
あとはどこからお金が湧くのか・・それが一番重要だったりします。
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