ピカピカのあじフライ定食|博多幸福論#039
北海道民とアジの関係は希薄だ。
朝ごはんにも、おにぎりにも、とりあえず鮭でしょ。酒のつまみにするならルイベもいい。佐藤水産大好き。いくらと一緒に食べたら贅沢だけど最高の親子つまみだよ・・クー‼︎よだれが出る。
そんなわけで、アジを食べた記憶と言えば東京に遊びに行った時に朝食に出たかなーとか、スーパーの衣がたっぷりついたアジなどなど。
アジと私はたまにしか会わないからよそよそしくなってしまう、けど決して嫌いなわけじゃない、けどやっぱりちょっと他人行儀になってしまう、そんな仲だった。
そこで夫である。
生まれも育ちも北海道の人なのに、なぜかアジが大好き。
居酒屋のメニューでアジフライがあったならば100%の確率でオーダーする。
彼は、休みの日に言った。
「アジフライ専門店に行きたい!!!!!」
アジフライ・・専門店・・・?
アジフライが主役張れるの?
ミックスフライ定食の中の一人じゃなくて???
そんなに美味しいアジフライが世の中に存在するのかという猜疑心と、また揚げ物で私を太らせる気?という焦りを感じながらも、せっかくだからついて行ってみた。(このごっつぁん体質が脂肪へと直結するこの世のシステムを呪いたい)
なぜ店名が「かば」なのか。
そんな疑問は店内に入った瞬間忘れてしまった。
カウンターの真ん前に整列するアジに釘付けになってしまったから。
もう「かば」のかの字も頭にない。アジ!アジ!アジ!アジ!アジ!
アジよ、そなたは美しい。
アジフライに使うアジは時期によって産地が変わるらしい。
通常のあじフライ定食は1000円、一本釣りのあじフライ定食は1200円。
このアジ、見るからにお上品。
薄衣をまとっても隠せぬふっくらボディのアジ様よ、、いただきます。
・・・サクッ!ふわぁ〜☆
これ、ほんとにアジですか?
いや、味はアジだけど明らかに今までの人生で食べてきたアジとは違う魚のよう。こんなに大きくてふんわりしたアジが、いたんだ・・・。
そして一本釣りのアジフライはさらにふわっふわ!
たぶん、人生で初めて食べた一本釣りのアジ。
御見それいたしました。
アジフライ大好きマンはすかさずおかわりアジフライをオーダー。
衣が薄いから何個もいけちゃうの。わかる〜と、私もちゃっかり半分もらってペロリと食べてしまった。
今日何回アジフライって打っただろう。
アジフライ好きにはぜひ一度食べてほしい、超主役級アジフライでした。
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