「趣味・特技 ダンス」って書きたい

先日、僕の友人が所属するダンスサークルの公演を観た。それはそれは壮大なステージで、それはそれはいい笑顔で踊る彼らの姿を見て、素直にかっこいいと思ったものだ。

さて、みなさんは「ダンスをしている人」「ダンスサークルに入っている友人」を思い浮かべたとき、どのようなイメージを抱くだろうか。僕の主観では、『垢抜けている』『オシャレ』『普通の大学生とは違うコミュニティを持っている』といったポジティブなイメージがある。
それはなぜだろう。ここからは、僕の偏見と経験則だけで話していく。何の根拠もない話である。

おそらく、ダンスをしている人全員がこういったイメージに当てはまる、というわけではないだろう。普段身なりに気を使っている訳ではなさそうな人でも、ダンスをするときにはかっこいい衣装をまとい、自信を持った顔つきで踊る。ひとたび踊っている姿を見ると、普段の生活までカッコよく見えてしまうから不思議だ。ダンスサークルに所属している人は、普段から垢抜けた雰囲気が溢れ出ている。それについて考えられる理由を挙げていこう。繰り返すが、これはただの僕の憶測にすぎない。

1.人に見られることが本業であるため、それを苦手としない人が自然と集まる

ダンスをする人たちは「人に見られる」ことを苦に思わない人たちであるのは容易に想像がつくだろう。ダンスには観客がつきものだ。その前で、普段より派手な衣装に身をまとい、全身を使って笑顔で表現をする、という行為は、とても目立つ。目立つことが嫌い、という人には向いていないと言えるだろう。その点で僕は、ダンスは人前で目立つことを忌避しない能力を持つ人だけができる特殊能力だと思っている。

2.世間からのイメージがいい

趣味:ダンスなんて自己紹介が書いてあったら、悪いイメージを持つ人はなかなかいないだろう、なんなら、「ちょっと踊ってみてよ」みたいな会話が始まり、軽く踊るだけでその場の全員から賞賛されるだろう。それほど、ダンスを踊れることはすごいことだ、というイメージがある。(繰り返しますがこれは全て僕の憶測です)

3.なぜかオシャレ

本当に理由は分からないのだが、ダンスサークルに入っている人たちは皆オシャレである。(のように見える)誰か先生でもいるのか。いわゆる「ストリート系」の格好をして集団でいることが多い彼らは、学内を歩いていても一目置かれる存在である。公演の衣装等も、だれがどこでどう決めて調達しているのか。これは今度友人に聞いてみる。ふつうに僕が知りたい。

4.深夜練など、多くの時間を割いてダンスに向き合っている

使い古され過ぎた言葉ではあるが、何かに真剣に向き合っている人はどうしてもかっこいいのである。彼らはほかの人たちが遊んでいる間、バイトしている間といった多くの時間を、1つのことに割いているのである。それはその他大勢よりもその分野の魅力的な人間になるに決まっている。これは他の部活や、運動に限らず何事でも言えることであろう。

5.踊ることが好きである

今までベラベラと喋ってきたが、答えはたぶんこれなのではないかと思う。好きこそ物の上手なれという言葉があるが、彼らはダンスが好きだからこそ時間を割いて練習したり、仲間と工夫して練習場所を確保したりしているうちに自然と上達したのだろう。たくさんの練習によりついた自信は本番での笑顔に変わる。テレビで見るようなプロのダンサーでも、大学のサークルの友人でも、ダンスをしているときは本当に楽しそうな笑顔をしている。「好きなことを楽しんでいるときに出る笑顔」に勝る笑顔はなかなか思い当たらない。見てるこっちまで幸せになる。どうか踊っているときはリア充オーラで圧倒してほしい。


人にはそれぞれ向き不向きがあり、輝ける場所が存在する。ダンスは、「人に見せるもの」という特質があるゆえ、勉強や仕事など、自分との戦いにより成果が見えるものよりも、他人に分かりやすく伝わる。ただそれだけなのである。
僕は心が未熟であるが故に、この事実を理解した上でも彼らのパフォーマンスに少し嫉妬した。この話はまた今度しよう。



純度100%の本心です。yesでもnoでもないこの気持ちにさせてくれたみなさんに感謝。来年も見に行かせていただきます。

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