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「投げださない」

七夕の短冊にそう書いてしまった。無意識とは本当に怖いものだ。

ご飯が食べられない、些細すぎることでイライラして混乱の中 訳もわからず泣いてしまう、話すことが億劫で友人を避けて生活するようになった、かと思えば全く知らない大勢と話したがったりする。


『目まぐるしく刺激的で楽しい一日』を終えようと布団に入ると眠れない。


定刻、不愉快な眠気をカフェインで散らしてまた情緒ジェットコースターに乗り込む。セカストで買った、我が家の カワイイ 水漏れコーヒーメーカーはもはや覚醒剤を飲みやすくする装置に成り下がっている。



自分で跳ね上げた回転数を落とす事ができず、突如としてこの世の全てがむりになってしまう。

私という人間にしばしば発生する現象で、どんなタイミングで何をトリガーにして起こるのか、終着点がどこなのか、解明できないまま今に至る。

唯一わかっているのは、この手の不調が目立ち始めたのが ものを作り始めた時から、という事である。あ〜ね。


スタートがかなりよかった課題中、工芸棟の玄関に設置された七夕の笹。

「投げださない」と書いた短冊をよく見える位置に結びつけた私は、相当自分のことを追い詰めている、と後で振り返って哀れに思った。

決意の姿を借りた強迫観念だ。「投げださない」はワタシ語で「投げだしてはならない」。

「〜ますように」という言い回しをしない頑なさもウザい。


今回は少しでも分析を進めようと思ってnoteを開いたのだが原因に皆目検討がつかない。

嘘。

この生き方を続けていこうとするのならどうしようもないから書き表すのが怖いのだと思う。皆目検討がつかない〜とか言って放棄したい、というのが本音だった。

ほったらかしたって意味ないのに!


アホなことばっか言って引き笑いをして、頭より手で考えるような自分が好きだ。

考え事をしたくない私は、質の悪い雑多なインプットと脳直のアウトプットによってわざわざ脳内を忙しくしている。

暴飲暴食を強いた結果、消化不良で調子を崩す、頭が。

馬鹿かと思う。でもそれ以外に悩み事を締め出す術を知らないもんで。


少なくとも今の私は自分のことをよく分かってないし、よく分かっていないイキモノを制御できるほど器用でも強大でもない。

今日は「なんだか吐き気がするのです」と嘘をついてバイトをサボり、その後 本当に気持ち悪くなってしまった。変なところで律儀な私の馬鹿。

よくわからない話になってしまった。でも最初からよくわからない話だったもんねと言って今日も逃げることにしちゃう。寝たい。


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