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ゆずの曲コンプリートしてるファンちょっと集合してくれ

集まってくれたオタクにまずは感謝する。

何度かツイートした覚えもあるが、存在を認知していながらも一度も聴けずにいる曲がいくつもある。種、帰り道、おやすみ、風吹く町、白髪、飛行機雲。

ゆずキャストの曲語りにRe: スタートと大バカ者ヴァージンを奪われたのもまだ記憶に新しい。去年のオンラインツアーでは「!……聴いたことはないけど…お前……もしかしてジャニスだな……?」と生き別れの双子のような初対面を果たしたりもしたし(うた本で歌詞だけを読み込んでいるためにしばしばこのようなことが発生する)月の涙を初めて聴いてあまりの良さに腰を抜かしたのはつい最近の話だ。

既に全曲聴いている者に問いたい、このラインナップを見て何を感じるだろうか、

「もったいねえな名曲揃いやんけ!!!!!!」

そんな叫びが聞こえてきそうである。

だってボクチンもそう思うもん!(´;Д;`)


今回はここまで曲の未開封をこじらせている理由を語る回にしようと思う。各々解散は自由である。


まず「せっかくの岩沢曲、なんとなくで聴くのがもったいない」という気持ち。これが一番大きな理由なのではないかと考えた。

私が温存している(していた)曲の多くは岩沢曲である。年々アルバムに収録される岩沢曲の割合が減少していることを感じているファンもいると思うが私もその1人でぶっちゃけ寂しい気持ちもなくはない。

が、個人的には彼のペースを本当にいつまでも待ちたい派だ。本当に!!!

岩沢さんの心からの歌が一番好きだし何より大事にしたい。PMCのインタビューでも「ないものはないからしょうがない、出るまで待つしかない」みたいなこと言ってたけどそう言ってくれて心底安心したしマジいくらでも待つしそんなあなたが好きだから君は君らしくって感じなんですよね、岩沢厚治を保護せよ。

飼い主から「いつまでも待て」との指示が与えられている犬としてはそりゃもちろんそれ以外の選択肢があるわけないのだが、お行儀よく待つのにもカロリーは必要なのだ。

新しく聴いた曲からしかすすれない栄養があるのは有名な話であるし、未開封の曲は次の岩沢曲を待つための保存食だと思ってもらえると理解しやすいのかもしれない。


次に新しく味わえるものがいつでも手に届くところに存在しているというワクワク感。


未開封のコンテンツをご褒美と考える習性があることは前に他の記事でも書いたが、曲一つというごく小さな単位で溜め込み、感動を小分けにしているのには我ながら呆れている。俺、冷凍庫を上手に使う主婦になるよ。

まあ

結局ご褒美として機能したことはないしなんなら課してるしね、コンテンツ解禁を(爆)


そして、初聞を人生のどの瞬間に持ってくるかも重要だと考えている。

曲を初めて聴く瞬間というのは大事なものだ。その時に自分がどれだけ経験を溜めているかとかどういう出来事があってどんな気持ちなのかによって受け取る印象がガラッと変わる。

長いこと聴いている曲は、タイミングタイミングで違う解釈をして楽しめるしその聴き方も大好きだ。

でも

当時の思い出をリアルに味わってる時ってなんとも形容し難い脳汁の分泌の仕方してると思うんだよね。

この聴き方をするようになってしまったのは、匂いと並んで曲というもののパック機能の有能さに気付かされてからだったと思う。

元が貧乏性のもったいないおばけなもんでそんなにパッパカ入れ物を使えないのだ。容量に見合った量を入れたい。

わかってもらえるだろうか、この、Lサイズのジップロックにきゅうり一本分の浅漬けを仕込むのをもったいないと感じる気持ち。それだったら六人前のプルコギを漬けたい気持ち。

とにかく何かしらで心が溢れないともったいなくて新しい曲なんて聴けないのである。


早いうちに全ての曲を履修していればこんな面倒なことにはなっていなかったはずである。

でもこの重さがずっとゆずを好きでいられる理由なのかもしれないとも思えてきた。

「甘えんな」と眉間に風吹く町を突き付けてくる某カバトプ画の幻影が見えるんだよなさっきから


この中に私と同じ聴き方をしている者はいないだろうか!

良い聞き方を知ってる者はいないだろうか!

私が全てのゆず曲を聴ける日は果たしてやってくるのだろうか!!

教えてくれる者は残れッ

あとは解散ッ

(ご静聴ありがとうございました)

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