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ICL手術レポ2 適応検査1回目 先進会眼科東京/南青山アイクリニック東京/代官山アイクリニック

※このレポートは、個人の体験、感想を書いたものです。私は、医療関係者ではないので、ご参考程度にとどめて下さい。※

前回、ICLorレーシック手術の検討のために、3つの病院で適応検査の予約を取りました。
レーシックにするか、ICLにするか、は一長一短で、個人の目の状態にもよるので、どちらがいいという事はなさそうだったため、3つの病院でどちらにするべきか、同じ答えが出るのか、知った上で判断したかったからです。
最終的に、代官山アイクリニックに決めた。
以下は、適応検査当日の感想。

▼病院の雰囲気

先進会眼科東京【西新宿】
2023年3月26日
新宿のオフィス街にある高層ビルにある。
院内は少しラグジュアリーな雰囲気で人があまりいなかった。
院内をすごく広々使っていて、清正している雰囲気。
予約でコントロールされている様子。
おそらく、レーシック、ICLを受ける人がほとんどで、ものもらいや結膜炎とかの眼病などで行く町医者眼科とは少し違う空気感。
行ったらすぐに問診票記入やら、検査が始まり、待たされる事はなかった。

南青山アイクリニック東京【南青山】
2023年4月15日
表参道から少し歩いたところにある。
院内の待合室は、患者で埋まっていた。少し待ったが、イライラするほどの待ち時間はなかった。
患者は子供〜若者〜老人まで幅広い年齢層で、ICL/レーシックは診療内容の一部、といった雰囲気に感じた。
院内も、清潔だが、町医者眼科っぽい雰囲気も感じられる。

代官山アイクリニック【代官山】
2023年4月24日
代官山から徒歩3分ほどの住宅街?にある。
ビルの1階。
衝撃!これは眼科なのか!?
まず、受付の方が、とても華やかな髪型、服装(制服はなく、私物のワンピース?)で、どちらかというと、美容サロン敵な雰囲気。
待ち時間はほぼないが、水、炭酸水、パイナップルジュースなど頂けて、ホスピタリティが高い。
診察券もLINEで管理していて、検査後などでも質問があったらいつでもLINEで聞いてください、とストレスフリーな運用
ここは、ICL専門なので、ほかの眼病などの患者はいない様子。モデルや俳優など相手にすることも考慮しているのか、待合は席ごとにしきりがついている配慮。

▼検査内容概要

視力検査、眼底検査、眼圧検査、細胞の数の検査?・・・目のサイズ?の検査??おろ覚えだが、身体測定とかではやらないような、初めてやる検査も多かった。
いずれも痛くないので、ご安心を。
<先進会眼科>と<南青山アイクリニック>では、眼底検査があったので、目薬をさして、瞳孔を開かせる関係で、検査後2〜3時間は目元が老眼のようにぼやけている状態に。
<代官山アイクリニック>は、他2つとは違い、眼底検査は適応検査2回目にやるそうなので、とにかく忙しい人には良さそう。

▼検査結果

3つの病院でそれぞれ違う答えに!これは迷う〜・・。

先進会眼科東京【西新宿】
2023年3月26日
質問:ICL/レーシックどちらが適正があるか?
答え:角膜の厚さが少し薄めなので、ICL推奨

適応検査1回目の日、診察はレーシックを執刀している男性の先生だった。
診察の時間が限られるので、前後で、看護師がICLとレーシックの手術方法、利点、欠点を丁寧に説明してくれた。
ICLの先生がその日は、不在だったため、どちらに適正があるかは、後日電話で知らせてくれる事に。
レーシックは、角膜の厚さが一定以上ある人が適応。
ICLは、目の中のICLを入れる空間が一定以上ある人が適応。
というセオリーだが、私は、角膜の厚さが少し薄いため、適応外という事ではないが、どちらかといえばICLの方がおすすめ、との事。
ICLの先生には当日会えなかったので、どんな先生かは謎なまま、検討する事に。
そして、検査結果でわかったのだが、私は、近視は0.7くらいでそこまでひどい近視ではなく、乱視矯正がメインになるとの事。

以下、質問したこと。
(ICLの手術方法やレーシックの手術方法については、割愛します。)

医師へ質問した事
Q.私の角膜の薄さではレーシック手術後の再手術はできない?
A.できない事はない。たくさん近視があると、たくさん角膜を削る事になるが、私は、乱視矯正なので、削る量はちょっとで済むから。

看護師へ質問した事
Q.乱視の場合、ICL手術後、旋回してしまった時の矯正効果が減ってしまうので、再手術になるが、その場合は、眼内に丸めて入れたレンズを取り出す事になるから、初回手術より大きな傷ができる?
A.初回手術より大きな傷ができる。しかし、2回目ICL手術をする人は多くなく、気になるところは、ICLの上からレーシックで修正する人もいる。

Q.レーシックは、ICLより目盛りが細かく矯正の設定ができるため、乱視矯正に向いていると聞くが、実際どうなのか?
A.確かに、レーシックのが乱視矯正に優れている。しかし、近視もどりなどもあるので、一概にこちらがいいという事はいえない。

全体を通して、レーシック・ICLは、一長一短、それぞれにメリット・デメリットがあるので、決断は患者に任せるといったスタンスを感じた。
看護師さんの説明は丁寧で、たっぷりと時間を使ってくれる。

南青山アイクリニック東京【南青山】
2023年4月15日
質問:ICL/レーシックどちらが適正があるか?
答え:近視はほぼなく、乱視がメインの矯正になるので、レーシック推奨

診察してくれる先生は、はきはきした感じの女性でした。
こちらは、はっきりどちらがよさそうか、言及してくれる感じ。
私の場合は、角膜のうねりが原因で、乱視、近視が発生しているので、レーシックで十分ということだった。
前後は、先進会眼科と同じく看護師さんに説明してもらえた。
再手術できるかどうかについて、看護師さんは、できない、と答えていたので、医師に聞いたら、できるとのこと。看護師と医師で答えが違うのはなぜか聞いたら、看護師は教科書通りの説明をしている場合が多いので、違うとのこと。
私の場合は、削る角膜が少ないから出来るとのこと。
看護師さんと医師で微妙に回答のニュアンスが違うのは少し戸惑った。
他2個の病院と違うところとしては、近視が少ない人は、ICLではなく、IPCLになる可能性がある、というところだった。
度数によっては、ICLの規格外になり、IPCLになる場合があるそう。
ICLとは素材の違う、厚生省未認可の最新レンズであるという。

医師へ質問した事
Q.看護師はどちらかといえばICL(IPCL)を推奨しているようだったが、医師視点ではどうか?
A.看護師は教科書通りの回答をしている。あなたの場合は、近視が少ないから角膜の削りも最小限ですむので、再手術は可能。

看護師へ質問した事
Q.乱視矯正は旋回の懸念があるが、再手術になる可能性は結構高いのか?
A.あまり高くはない。しかし、別の病院でICLを受けて、再手術にくる患者はいる。

Q.軽度近視の乱視の人はレーシックを選ぶ人が多いのか?
A.一長一短なので、考え方の問題であり、選択は人それぞれ。可逆性を重視する人は、旋回のリスクがあってもICLを選ぶ人が多い。
あなたの場合は、レーシックで再手術できない角膜の薄さなので、ICLのがどちらかといえばおすすめ。

全体を通して、同じく丁寧に説明はしてくれた。
しかし、看護師と医師で言っていることがバラバラで混乱はした。
また、ICLエキスパートインストラクターがいるので、技術はそう変わらないかもしれないが、検査をしてくれた人が事務的だったり、ICL/レーシック以外の患者も多くいる事から、強く惹かれる何かはなかった。

代官山アイクリニック【代官山】
2023年4月24日
質問:ICL適正の適応があるか?
(レーシックは元々やっていない眼科なのでICL適正あるかどうかのみ)
答え:乱視の矯正の欠点を埋めながらICL可能

医師へ質問した事
Q.乱視矯正は、レンズ旋回のリスクがあるが、どのように欠点を埋めるのか?
A.ICLレンズは、通常、横長な長方形の形で眼内に入れるが、横長のレンズが旋回していきつくのは、眼球の短辺であり、最終的に縦長の配置になる。
なので、最初から縦長に配置して、突っ張り棒のような形でとめるので、基本的に旋回のリスクは限りなく回避している。

これには、なるほど〜、というか、3つのうち初めて、ICLの弱点を埋めてくれるような説明をしてくれた。

Q.乱視の場合、ICL手術後、旋回してしまった時の矯正効果が減ってしまうので、再手術になるが、その場合は、眼内に丸めて入れたレンズを取り出す事になるから、初回手術より大きな傷ができる?
↑先進会眼科と同じ質問をしてみた。
A.再手術を万が一する場合でも、初回手術と同じ位の傷の大きさで、自然治癒するので、リスクが初回よりあがるという事はない。

Q.ICLは、乱視が少し加速すると聞いたが、その弱点はどう埋めるのか。
乱視軸に合わせて切る位置を変える事で、むしろ乱視を軽減するような処置をしている。

Q.レーシックの方がコントロールできる目盛りが細かいそうだが、やはり乱視矯正はレーシックの方が向いているのか?
A.レーシックは、確かにICLより細かい目盛りが設定できるが、人間の治癒力、元に戻ろうとする力で、角膜が長い時間をかけて元に戻ってゆくことで、近視もどりが発生する。そのため、手術時点でばっちりに目盛りを設定しても、結果的にICLで手術した場合よりも度数のずれが発生する事がある。

これらの質問に対して、一番納得した説明をしてくれたのが、代官山アイクリニックだった。
執刀する先生が直接説明してくれるところも、矛盾が生じず、混乱しない上に、こちらが一番費用も安かった。

▼費用

最終的に、適応検査2回目で決まるが、乱視+近視の場合は、以下を見積もりしてくれた。

先進会眼科東京【西新宿】
80万
南青山アイクリニック東京【南青山】
83万
代官山アイクリニック【代官山】
77万(乱視料金なし・細かい料金設定はなく、一律料金)

▼決断

代官山アイクリニックに決めました。
代官山アイクリニックで、先進会眼科、南青山アイクリニックで感じていたICLの欠点を限りなく埋めてくれるような説明をしてくれ、納得感が一番高かった上に、院内の雰囲気も一番気に入った。
検査をしてくれる人、執刀、説明してくれる五十嵐先生が、いい意味で病院ぽくなく、せかせかしていない雰囲気で話しやすかった。
家からは少し遠いが、納得のいく先生に執刀してもらう事が一番だったので、迷いなくここに決める事ができた。
適応検査1回目の時に、手術を決めたので、その場で、適応検査2回目、手術日を決めて帰宅。
次回は、適応検査2回目。

▼まとめ

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