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ゴールド、プラチナ、ブラック世代?

●風英堂神無月記=ゴールド、プラチナ、ブラック世代?

マコさんの「お印」は木香薔薇(モッコウバラ)だったようだ。お印とは皇族が身の回りの品などに印される紋章、由来はキク科の木香という芳香性のある植物に香りが似ていることらしい。花言葉は「純潔」「初恋」「素朴な美」、生薬にも使われるが、毒素を消し去ることが出来るのであろうか。

さて、ゴールド、プラチナと言えばクレジットカードのランク、最上位はブラックだが、お金持ちの世界の話である。ブラックはフランス語では<NOIR―ノアール>と言い、暗黒の、正体不明の、不正などの意味持つが、縁が無い我々は、後ろ暗いお金で得たカードなのかと思えてしまう。今回の選挙で「消えゆくブラック世代」を見たいと思うのだが。

とある業界では、1998年度生まれを<黄金世代>、2000年度は<プラチナ世代>、そして1999年度は<狭間世代>と言われるが、「狭間とか尻尾」は辛い言葉だ。日本の女子ゴルフの世界では、堂々とこのような不可思議な言い方をしている。実況アナも得々と使い、話をしているが、気に障るし、うるさくてしょうがない。一応放送局に棲み込み、アナトレ事務局長を経験したものの受け止め方だが、これが日本の「TVスポーツアナウンサー」と嘆くが、彼らは昔からぞんざいな存在だった。

現在のマーケティングにおいて、消費者グループは性別や家族構成で分けるのではなく、世代で分類して戦略を立てることが主流となっている。だが、効率的なマーケティング施策を立てる上で重要となる世代論を展開したのは、1980年代の博報堂生活研究所、PARCO文化だろう。<プラチナ世代>とは、あの作家渡辺淳一が<シルバー世代>に代わる名前として用いた造語である。

「世代」とは何か、言葉には重みがある。人間は幼少期や青年期に受けた影響により、その後の消費傾向や価値観が決まっていくと言われている。それを表す言葉の意味、使い方が悪い方に変わっていくようだ。1年で何が変わるのか、人生を左右するほどの出来事があったのか、という思いになる。そこまで区別する必要があるのかとも思うが、「軽い調子の言い回しだから気にしないで」と言われそうだ。
<団塊の世代>の尻尾にぶら下がっている世代の私はシルバーか、プラチナだろうか、ゴールドカードは持っている。

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