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神無月、身体強健の神が不在

●風英堂神無月記=神無月は身体強健の神が不在

既に10月半ばになってしまった。毎日、同じ暮らしをしているのに時間が経つのは早く感じる。
14日、家のカミサマが膝半月板の手術で入院した。膝を開いてみないと手術内容は分からないようで、約2週間かかると思われている。彼女は手術をしたくなかったようだが、70歳を過ぎてもテニスやゴルフをしたいと希望し、入院を決意した。内臓を含めてほとんど健康な身体を持っていたが、歳を取ってその膝は老化に耐えられなかったようだ。

本当に身体の衰えのペースが速くなっている。我が身体も先週から首から肩甲骨、腕の付け根に痛みが走る様になっていた。数カ月前にも身体左側で起こり、カイロプラテックで何とか治ったと思ったが、今回は身体右側に始まり、さらに左側にも影響を及ぼしてきた。遂に昨日は午前と夕方の2回治療で何とか持ち直してきた。痛みやしびれより辛いのは「頭が重く感じ、何もやる気が出て来ない」ことだ。10月は神無月、身体強健の神が不在だからだろうか。

10月の和風月名には<初霜月>や<時雨月>があるが、<神無月>が一般的で「かみな月」と正式に読む。漢字「神無」は当て字であり、確かなものはない。別名も新穀で新酒を醸す<醸成月(かみなしづき)>、<神嘗月(かんなめづき)、<神な月(かみなづき)>といずれも神様が関わる。<雷無月(かみなしづき)>もあるが、雷神というように神に縁がある。

出雲では<神在月>といわれるが、出雲へ行かず村に留まる田の神や家の神的性格を持つ留守神も存在し、家運隆盛・商売繁盛の福の神である恵比寿様だけは、留守を守るため諸国に残ったと言われている。10月は自然が大きく変化する季節で、天候や気温、植物の実りや色彩、虫の音色なども変化するが、都会のコンクリートの下で、現在の五感がどこまで感じることが出来るだろうか、特に身体機能において。

ところで、毎朝新聞購入の散歩で、歩き方で身体が真っ直ぐであるかをチェックしている。その後にヨガストレッチやスクワット、ゴムバンドを使った運動をしている。午後は1時間程インドアでのゴルフ練習、買い物を兼ねた散歩をしている。だが、足腰の衰えは日々増しているので、そろそろ自転車漕ぎやランニングでないと鍛えられないのかもしれない。何か仕事をしたいが、まだ、「頭がぼや」としており、先に向かう意思は出て来ない。この2週間で気力を立ち上げないとならないが、「ぼやき」が先行している。

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