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原体験・その2

転勤族家庭で育った私は小学校を4つ経験しました。
そのおかげなのか、
①新しい場所や雰囲気でもスッと自分の居場所を見つけやすい、違和感がない。
②人の移動に関心が行く。
ということがあります。

もともと大人しい子であり自分から意見を言うような子ではなかったと思いますが、自然に新しい環境に疑問を持たず馴染もうとしていました。
苦手な子、親しくしてくれる子、それまで仲良くしていた環境にはいなかった子などいろいろいました。でも、それに対しても強い拒絶感もありませんでした。いやなことをしてくる子には「いやだ」と言ったり、スルーしたり。なぜそんな風に対応できたのはよくわかりません。
でもいま思うと、
・自分の家庭が安全基地だったから
・母親が自分は自分、というスタンス
だったからなのかもしれません。

母はよそはよそ、うちはうち、のスタンスが幼いことからあるなと感じていたので、世間一般ではこうだ、この地域ではこれが常識ということでも
自分が異なる意見を持っていたら「こうしてはどうか?」と物申していました。
そんなこと。さらっと同じにしておけばいいのに・・と子供ながらに近所の人はどう思うのかと感じることもありました。
ただ、異なる意見というのは、非常識なことではなく今振り返ってもごく
常識的な意見だったと思います。
(また近所の人も「あのうちは違う」ということを子供に対して悪く言ったりすることは少なくとも子供には聞こえてなかったこともよかった。)

そういう姿を見てきて、社会の中でどんな意見を持つか
それが社会とかけ離れていても自分の大事なポリシーとして表現できるか。
自分軸を持つうえで大切だということを学ぶ機会が家庭の中にあったということです。

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