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もう23歳だって。誕生日を前に思うことをつらつらと。


【23という数字】

23。
なんだかぱっとしない響きだなというのが所感。

そもそも、3という数字があまり好きじゃない。
しっくりこない。
理由はよくわからないけど、
多分13という不幸を思い起こすからなのか、
はたまた23が素数だからなのか。

キリがよい感じがさっぱりしない。

不思議と、ワクワクしない響きだけど、
個人的にはここ数年で一番楽しみでもある。
数字はいまいちだし、
年始に凶が出るし、
あまりいい兆しはないけれど、
意地でもいい23歳にしてみせる。

なんて、呑気に思えるくらいには、
心健やかに過ごしている幸せ者です。
おかげさまで。

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【誕生日に聴きたくなる曲。歳をとるごとに増す孤独。】

23年間生きてきて、
沁みる歌にたくさん出会ったと改めて思う。

ステージの上 一本のスポットライトがさす
客席には二人の男と女
わたしは泣いた ありったけの力を込めて
それだけで客席は埋まっていく

ステージの上 一本のスポットライトがさす
客席から立ち去る人もいたけど
それ以上に座る人が増えていた
わたしのことを見て欲しくなった もっと

ステージの上 一本のスポットライトがさす
無表情で立ち去る人が増えた
蛇を飲もうか 服を脱ごうか 血を流そうか なにをしたら
座ったままでいてくれるの どうか

ステージの上 一本のスポットライトがさす
客席には誰一人座っていない
無音の劇場 わたしは一人 歌い踊る
あなたからもらったもので わたしはできてる
さみしいけど孤独じゃないの

愛してくれて ありがとう

小さな手と手を握りしめて
大きな世界に産まれおちた
一人一つずつ名前を貰った
産まれて初めてのプレゼント

優しさを食べて
喜びも食べた
愛情を食べて
少しずつ大きくなる

裏側を知って
苦しみを食べた
心を削って
少しずつ大きくなる

正しさだけが溢れる世界じゃないから
僕は真っ直ぐ真っ直ぐ前を向いてゆくよ
悲しさだけが溢れる世界じゃないから
僕は真っ直ぐ真っ直ぐ前を向いて生きてゆくよ

歳をとる寂しさを描くのは、
ヒグチアイさんの『劇場』と
湯木慧さんの『バースデー』。

歳を重ねるごとに
自分の劇場を後にする人が増えていく心細さ。

優しさだけじゃない世界を知った無垢な私たちは、
その事実から目を背けずに、
でも真っ直ぐに生きなければならない現実の残酷さ。

たしかに私にとっての正しいは
誰かにとって正しくないことなのだ。
最近よく思う。

それでも、誰に何を言われようと
自分を信じるしかない私たち。
自由と余裕を得た私たちは、どこまでも孤独。

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【心境】

意外にも心穏やか。
20歳前後は、特別で派手なことをすごく求めた。
より多くの友達に祝ってもらうことに
意味を感じていた。

今は平穏を求めている。
歳をとることは悪いことじゃない。
とても楽しいことだし、
23年生きれただけで十分すぎるくらいの奇跡。
世界では、1日に約1万5,000人もの5歳未満児が
命を落としているんだって。

何より誕生日は、母が腹を痛めた日。
母を労わる日だと最近思うようになった。
彼が、母の日に私の母に
花を買うような人だからかもしれない。

でも23年も生きていたら、
自分一人で生きてるつもりでも、
それが到底無理なこともわかってくるし、
自分なんかが23年も生きていたら
そりゃ地球も汚れるわと思うけど、
今の私は水面のように穏やかで静まりかえっている。

心地よい。

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【今の私はどう?】

幼き日の私はどう思うだろうか。
誇らしく思ってくれるだろうか。

20歳は大の大人で、
もっときらきらしたものを想像していた。

あまり多くは望まなかった私だったが、
ここまでこれた。
目立つのがいやで、
人と違うことに怯えていた自分が。

今は自分の足で地を踏めている気がしている。
20歳の私でさえ、びっくりするだろう。

だってあの頃は、
正直留学にも行きたくなかったし、
外の刺激、意見、何もかもを
間に受けていたのだから。
ほんのちょっぴし大人になれたのかな。

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【ゆっくり、急げ】

今年のテーマはゆっくり、急げ。
会社の先輩におすすめされて
やっと重い腰をあげて、読みきった本のタイトル。
最寄りのカフェで、その作者さんと話もした。

私は誰かと本を交換したり、
お薦めしてもらったりして、
後日感想を共有するのが好きなんだよなぁと
いつの日か気づいて、
いろんな人におすすめの本を聞くようになった。

人に聞くのはこだわりがないとか、
おすすめなんて聞くなとか、色々あるとは思うけど、
その人の好きなものがどんな世界なのか、
知りたいと思うことはよくあったりする。

もちろん映画でもそれはできるのだけど、
本の方があそびがあると思うの。
特に小説はね。

そう思うようになったのは、いつからだっけな…
ああ、最近小説読んでないな…

そんなことより、話を戻そう。

とにかく、息切れしない程度にゆっくりと。
でも着実に前へ。そこは妥協しない。

なんかそういうテーマで頑張りたい。
ほどほどにね。

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【私の神様】

私は特定の宗教を信仰してるわけではないけど、
神様はいると思っている。

神様というか、見えない力があって、
終始わたしたちをみているということ。

ちょうどいい時にお尻を叩いてくれるし、
頑張れば頑張るほど結果を届けてくれる。

今年は特に、神様だけには見放されたくないな。

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【人生を全うする意味】

人生を全うしたい。
そんなことをいつも思う。

でも全うするってどういうこと?
全うって、自分勝手に振る舞うことだっけ?

人それぞれ違うと思うけど、
日々目の前の人に全力で向き合って、
できるだけのことをして、
美味しいご飯を食べて、
大事な人たちとハグして、
ちょっぴり社会にとっていいと思うことをする。

何歳になってもそうありたいし、
誰もが人生をその人の思う方法で、
全うできる環境を守りたい。

なんだかんだ最後には、
いっつもここに行き着いてしまう。
結局は、お節介なくらい正義感が強い
ただの平和主義者です。

そんな地球防衛隊の新参者は、
今年今まで以上に頑張ります。


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